InfoFi (Information Finance) プロジェクト「Kaito AI」が、ネイティブトークン$KAITOを発行した可能性が高いと指摘されています。このトークンは、市場の力を促進し、ネットワーク通貨として機能し、コミュニティガバナンスを実現する3つの重要な役割を担うとされています。
Kaito AIは以下の3つのプロダクトを提供するプロジェクトです。
- Kaito Pro:仮想通貨/Web3に関連するX(旧Twitter)、ニュースメディア、ポッドキャストなどの情報を扱う統合型プラットフォーム
- Kaito Yaps:Xの投稿を独自の指標で評価しトークン(Yaps)を付与するプラットフォーム
- Kaito Connect:プロジェクトのリーダーボードや投票機能を提供するプラットフォーム
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Kaito Connectの投票画面|画像引用元:Kaito AI
これらのサービスは多くの注目プロジェクトや著名なKOL(キーオピニオンリーダー)によって利用され、マーケティングツールとしても独自の地位を築いています。そのため、今回の$KAITOのローンチが市場に与える影響に注目が集まっています。
Kaito AIは以前、「Kaito Genesis」呼ばれる1500個限定のNFTコレクションをKaito Proの早期登録者やKaito Yapsのウォレット接続登録者向けに優先公開しました。このNFTは$KAITOのエアドロップ対象となる可能性があると一部で指摘されていることや投票権利であるYapsがホルダーに与えられていることを背景にフロア価格は一時12 ETHまで高騰しました。これはミント価格の0.1 ETHから120倍の上昇を示しており、Kaito AIへの市場の関心の高さが窺えます。
今回$KAITOの発行が指摘されたのは、Kaito Genesisをデプロイしたのと同じアドレスが総発行枚数10億枚の$KAITOを発行していたためです。
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指摘されたトランザクション|画像引用元:BaseScan
このアドレスは発行された$KAITOの56.7%をGnosis Safeに、33.3%を別のウォレット、残りの10%をさらに別のウォレットに転送しています。市場では、Kaito AIがコミュニティを重視したプロジェクトであることから、33.3%の転送分がコミュニティに配布される可能性が高いと予想されています。
未上場トークンのパーペチュアル取引を提供するAevoでは、1 $KAITO(架空のトークン) = 1.35ドルを記録。仮に実際の$KAITOがこの価格と同様になった場合、FDV(Fully Diluted Valuation)は13.5億ドルとなり、FDVランキングでRocket Pool ETH/$RETHに次ぐ第83位に位置することになります。
Kaito AIの創設者であるYu Hu氏は$KAITOに関する一連の指摘について、自身のX(旧Twitter)で「まだ正式に稼働しているわけではない」とし、トークンの存在を事実上認めたうえで、今週後半に詳細な情報を発表すると述べています。
people spotting our token deployment onchain
not officially live yet – only trust official communications from us in relation to allocation %s and anything else related 🤝
appreciate the excitement! more info to come later this week
— Yu Hu 🌊 (@Punk9277) February 16, 2025
Kaito AIはEthereum創設者のヴィタリック氏も提唱する”InfoFi”と呼ばれる、情報を金融資産として扱えるようにする新たなWeb3ジャンルに分類されるプロジェクトです。引き続き同プロジェクトの動向に注目が集まります
記事ソース:BaseScan、Magic Eden、Aevo
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