記事の要点
▪️ 2月13日からEthereum NFT市場でOpenSeaの取引ボリュームがBlurを逆転
▪️ OS2のオープンベータ版リリースとXP付与が取引増加の要因と見られる
▪️ ウォッシュトレードの懸念があるもののデータ上は大きな変化が発生している
2月13日以降、EthereumのNFT市場における取引ボリュームで、OpenSeaがBlurを大幅に上回る状況が確認されました。Dune Analyticsのデータによると、2月13日から16日にかけてOpenSeaの取引ボリュームはBlurの2倍以上に達しており、これまでBlurが優勢だった状況が一変しています。

日別トレードボリューム|画像引用元:Dune
この要因として、OpenSeaの新プラットフォーム「OS2」のオープンベータ版リリースが影響していると考えられます。OS2では、対象の取引を行うことでXPが付与される仕組みとなっており、これがトレーダーの取引活動を活性化させた可能性が高いです。さらに、OpenSeaは独自トークン「$SEA」を発表しており、XPが最終的に$SEAと関連するのではないかとの期待が高まっています。
トレーダー数の指標でもOpenSeaは従来からBlurを上回っていましたが、2月13日以降はその差をさらに広げています。

日別トレーダー数|画像引用元:Dune
しかし、この取引増加の背景には懸念もあります。XPを獲得するために実際の需要とは関係なく取引を繰り返す「ウォッシュトレード」が行われる可能性が指摘されています。
それでも、データが示す通り現在の市場には大きな変化が起きていることは明らかです。今後、OpenSeaの取引ボリュームがこの傾向を維持するのか、それともBlurが巻き返すのか、引き続き注目が集まっています。
記事ソース:Dune
The post OpenSeaがBlurを逆転|取引ボリュームが急増加 appeared first on CRYPTO TIMES