2025年2月19日、香港証券先物委員会(SFC)は「A-S-P-I-Re」とよばれる仮想通貨を含むデジタル資産市場の発展計画を発表しました。
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A-S-P-I-Re のロードマップ|画像引用元:SFC
この計画は、香港をデジタル資産(文中では”Virtual Asset”と表現)の世界的なハブとして位置づけることを目指しており、5つの柱(アクセス、セーフガード、プロダクト、インフラ、リレーションシップ)に基づいて構成されています。これにより、ブロックチェーンイノベーションの促進、流動性の分散、規制の抜け穴の解消、市場のボラティリティなどの課題に対処することが期待されています。
SFCはこの計画に基づき、5年間で12の主要イニシアチブを掲げています。計画は、香港をデジタル資産市場におけるリーダーにするための第一歩となります。これには、店頭(OTC)取引所やカストディアンに対するライセンス制度を導入することが含まれています。また、新規トークンの発行や証拠金取引、デリバティブ、ステーキング、貸借など現在禁止されているサービスについては慎重に検討されており、今後は一部のサービスが高リスクと見なされ専門投資家に限定される可能性があります。
さらに、昨年10月時点で香港には2社の認可取引所がありましたが計画発表後には認可取引所が10社に増加する見込みです。SFCインターミディアリー部門のエリック・イップ部門長は今回のロードマップは香港のビジョンを実現するために関係者の協力を促すものだとコメントしています。
記事ソース:SFC
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