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仮想通貨取引所Bybitは14億ドルに及ぶハッキング被害の資金回収を支援した者に対し、回収額の10%を報奨金として支払うと発表しました。全額回収された場合、最大1億4000万ドルの報奨金が支払われる可能性があります。
As part of the investigation and recovery efforts, Bybit is pledging 10% of recovered funds to reward ethical cyber and network security experts who play an active role in retrieving the stolen cryptocurrencies in the incident.
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— Bybit (@Bybit_Official) February 22, 2025
BybitのCEOであるBen Zhou氏は、規制当局の対応を待たずにセキュリティコミュニティへの協力を要請。特にホワイトハッカーやブロックチェーン分析企業、取引所のセキュリティ部門などの協力を募っています。Zhou氏は「業界トップクラスの専門家や組織が24時間以内に支援を申し出た」と述べ、迅速な対応に感謝を表明しました。
Bybitは今回のハッキングに対し十分な準備金を保持しているため、顧客資金に影響はないと強調。出金要求も通常どおり処理されており、ハッキング翌日には35万件以上の出金リクエストのうち99.9%が問題なく完了しました。
さらに、Hacken社などの外部監査機関がBybitの財務状況を検証し、負債を上回る準備金が確保されていることを確認。バイナンス(5万ETH)、Bitget(4万ETH) など業界の支援により資金繰りも補填されました。
既にハッカーが5,000 ETHをミキシングサービスを通じて洗浄し、Chainflip経由でBTCに変換しようとしたことが判明。Zhou氏は2月22日に「一部資金がChainflipへ移動した」と公表し、さらなる協力を要請しました。
今回の事件ではChainflipが一部のフロントエンドサービスを停止しましたが、分散型プロトコルの特性上完全な資金ブロックは困難であり追跡が継続中です。
情報ソース:Bybit
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