
ステーブルコインTUSD(TrueUSD)の発行元であるTechteryx Ltd.は、カストディアン業務を担うFirst Digital Trust(FDT)が約4億5600万ドル相当のTUSD準備金を無許可でドバイ拠点の企業に投資していたと主張しました。
この投資が流動性を失った結果、TUSDは大きく準備金不足に陥り、トロン創設者のジャスティン・サン氏が緊急ローンを提供して1:1のペッグ維持を図ったとされています。
Protect users and protect HK
First Digital Trust (FDT) is effectively insolvent and unable to fulfill client fund redemptions. I strongly recommend that users take immediate action to secure their assets. There are significant loopholes in both the trust licensing process in…
— H.E. Justin Sun 🍌 (@justinsuntron) April 2, 2025
2025年4月2日に公開された裁判所の書類で、この準備金の不正運用が改めて明るみに出ました。サン氏はFDTが「事実上の債務超過」に陥っており、顧客からの換金要求に応じられない状態だと主張しました。また、TUSDの準備金およそ5億ドルが返還されていないとして不正運用を示唆し、ユーザーには即時の資産引き出しを呼びかけるとともに、香港の規制当局にもFDTの「抜け穴」を放置しないよう求めました。
この告発の影響により、FDTが発行するステーブルコインFDUSDは1ドルから急激に乖離し、一時0.87〜0.91ドルまで下落しました。この下落でFDUSDの時価総額は推定1億3000万ドル相当が失われたとみられています。
FDTはサン氏の主張を「完全に虚偽」であると否定し、不正が指摘されるのはTUSDの準備金であってFDUSDには無関係だと強調しました。同社は自社の財務状態が健全であるとし、FDUSDの裏付け資産は米国債で保管され、定期的な監査を受けていると述べています。さらに、サン氏の発言は競合他社による中傷行為だと位置づけ、評判を守るため法的措置を取る姿勢を示しています。
情報ソース:Cryptobriefing
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