
米国の上場マイニング企業ライオット(Riot)でリサーチ部門副社長を務めていたPierre Rochard氏が、新たなビットコイン関連金融ベンチャー「The Bitcoin Bond Company」を立ち上げました。
同社はビットコインを担保とした構造化金融商品に特化しており、今後21年間で最大1兆ドル相当のビットコインを取得・運用する大規模な長期目標を掲げています。
同社の使命は「信用供与者(機関投資家)とリスクテイカー(暗号投資家)の長期的な関係を創造し、ビットコイン担保の構造化金融によって透明かつ効率的なリスク移転を実現する」ことだとされています。
提供が想定されるサービスには、ビットコインを担保とした社債や貸付債権の発行が挙げられ、ボラティリティヘッジを求める機関投資家からビットコインの上昇を狙う投資家まで幅広い需要を見込んでいるとのことです。
1兆ドルという大きな目標についても、機関投資家のマネーが流入する可能性を考えると十分に現実的だとの評価がある一方、ビットコイン価格の変動リスクやカストディ先の信用力確保など課題も指摘されています。
同社は今後、ビットコイン担保社債の利率や期間設定など具体的な商品設計を詰め、早ければ年内にも最初のビットコイン債を発行する可能性があるとされています。
情報ソース:CryptoSlate
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