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金とビットコイン、どちらが有望か|考慮すべき3つのポイントとは

2025/04/24 14:01
Crypto Times

資産運用への関心が高まる中、伝統的な安全資産とされる金(ゴールド)と新しいデジタル資産の代表格であるビットコインのどちらに投資すべきか、多くの投資家が注目しています。

金とビットコインの現状と将来性について3つの重要なポイントを見ていきます。

金(ゴールド)とビットコインは好調な値動き続く

金(ゴールド)は昨今、歴史的な高騰を続けています。金は1オンスあたり$3,500の史上最高値を記録し、過去1年間で+43%のパフォーマンスを見せています。この背景には世界的な不確実性や脱ドル化の動きがあると指摘されています。

著名投資家のアンソニー・ポンプリアーノ氏は中央銀行や政府系ファンドといった大口の機関投資家が積極的に金を購入していると指摘。これらの機関投資家は、まだビットコインの購入に慣れていない、あるいは規制上の理由から購入できない場合があり、伝統的な安全資産である金を選択する傾向にあると説明しています。

ビットコインも過去1年間では好調

ここ数ヶ月のビットコインは高値圏から下落トレンドを形成し、約77,000ドルから約87,000ドルの範囲で底を固める動きが続いた後、直近で急反発し92,000ドル台まで回復しました。過去1年間では+39%と高い価格パフォーマンスを発揮しています。

ポンプリアーノ氏は、年初来で歴史的な下落を見せる米ドル安がドル建てであるビットコイン価格を押し上げる一因だと指摘。加えて、世界的な不確実性の高まりや米ドルへの依存度を低下させる「脱ドル化」の動きもビットコインへの資金流入を促していると分析しています。


金とビットコイン、どちらを選ぶべきか?

では、投資家は金とビットコインのどちらを選ぶべきなのでしょうか。ポンプリアーノ氏は考慮すべきいくつかのポイントを指摘しました。

ポイント1:投資家のリスク許容度

金とビットコインは、どちらも発行上限があるなど「サウンドマネー(健全な通貨)」としての特性を持っていますが、価格の変動性(ボラティリティ)が大きく異なります。金は比較的価格変動が穏やかである一方、ビットコインは価格変動が大きいという特徴があります。

ポンプリアーノ氏は「金(ゴールド)が20%、30%、40%下落する可能性は非常に低いですが、金が1年で200%上昇する可能性も非常に低いです」と述べ、安定性を重視する投資家、特に退職が近いあるいはすでに退職している年配層にとっては金の方が適している可能性があると指摘しました。

一方で「若い人々はボラティリティを望み、受け入れます」とし、高いリターンを期待し価格変動リスクを受け入れられる若い世代の投資家にとっては、ビットコインが魅力的な選択肢になると説明しました。

ポイント2:世代交代と普及

長期的な視点では、ビットコインの方がより大きなリターンをもたらす可能性があるとポンプリアーノ氏は考えています。その理由の一つとして、世代交代を挙げています。「多くのブーマー世代(63~73歳)が金を保有しており、最終的にはその富を子供たちに移行させるでしょう。それらの子供たちは金よりもビットコインにはるかに興味を持つでしょう」と述べ、将来的に金からビットコインへの資金シフトが進む可能性を示唆しました。

また、機関投資家によるビットコインの採用が進むことも価格上昇の要因になると予測しています。「若い世代がこれらの大組織内で権力と影響力を持つ地位に昇進するにつれて、彼らは組織にビットコインを購入するよう説得するでしょう」と述べ、機関投資家の参入がビットコイン市場をさらに拡大させるとの見方を示しました。


ポイント3:ポートフォリオにおける役割

ポンプリアーノ氏自身はより高いリターンを求めて、現在は金(ゴールド)を保有せずビットコインのみに投資していると明かしました。

しかし、これはあくまで自身の投資戦略であり、金が有効な投資対象でなくなったわけではないとも付け加えています。投資家は、自身のリスク許容度や投資目標に応じてどちらの資産をあるいは両方の資産をどのようにポートフォリオに組み入れるかを検討する必要があります。

長期的な視点の重要性

ポンプリアーノ氏は、金やビットコインのような資産に投資する上で長期的な視点を持つことの重要性を強調しています。

「短期志向の人間であれば多くのボラティリティを目にし、売買を試みるでしょうがおそらく下手でしょう。しかし、単に資産を購入して長期間保有すれば、長期間にわたって価格は上昇します」と述べ、短期的な価格変動に惑わされずに保有し続けることの有効性を説きました。

著名投資家ウォーレン・バフェット氏も「株式を購入する際には、それが50%以上下落する可能性に備えなければなりません。心理的にそれに耐えられないのであれば、実際には株式を保有すべきではありません。なぜなら、間違ったタイミングで売買してしまうからです」といった内容を語っており、価格変動に対する心理的な耐性が投資において重要であることを示唆しています。

金とビットコインはそれぞれ異なる特性とリスク・リターンのバランスを持っています。どちらがより「有望」かは個々の投資家の状況や考え方によって異なります。ポンプリアーノ氏が指摘する3つのポイントなどを参考に自身の投資戦略を検討することが求められます。

記事ソース:Spotify


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