リップル社が発行する米ドル連動型ステーブルコイン「Ripple USD(RLUSD)」の時価総額が、3億ドルの大台を突破したことが明らかになりました。
ステーブルコイン全体の時価総額ランキングでは12位に位置。2024年12月のローンチから半年足らずでの達成となり、比較的新しいステーブルコインでありながら、主要なステーブルコインの一つとして地位を築きつつあります。また、取引量(過去24時間)を時価総額で割った比率は13.02%と比較的高く、活発に取引されていることがうかがえます。
リップル社はステーブルコイン市場への注力を明確にしており、RLUSDはその戦略の中核を担う可能性があります。世界のステーブルコイン市場は2030年までに2.8兆ドル規模へ、また資産トークン化市場は同期間に最大16兆ドル規模へと成長するとの予測もあり、RLUSDはこの巨大市場で重要な役割を果たすことが期待されています。
RLUSDはXRP Ledger(XRPL)およびイーサリアムブロックチェーン上で発行されており、その普及はXRPL上のDeFi(分散型金融)アプリケーションの発展にも寄与する可能性があります。XRPL基盤のDeFiサービスでRLUSDの利用が決済や担保として広がれば、XRPトークン自体の需要やユースケース拡大にも繋がるかもしれません。
RLUSDの時価総額3億ドル突破は、単なる数字上の達成だけでなく、金融テクノロジー分野におけるリップル社の野心と、そのステーブルコインが市場に受け入れられつつあることを示す重要なシグナルと言えそうです。今後の市場拡大とエコシステムへの貢献が注目されます。
情報ソース:CoinMarketCap
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