
シンガポールを拠点とする医療グループ、Basel Medical Group(BMGL)は、財務基盤の強化とアジア市場での事業拡大を目的として、10億ドル相当のビットコイン(BTC)を取得する計画を発表しました。この取引は、暗号資産業界の機関投資家や富裕層との間で交渉が進められています。
BMGLのダレン・チョアCEOは、この大規模なビットコイン取得がアジア戦略の推進と財務強化に大きく貢献するとの期待を示しています。この計画は、アジア太平洋地域のヘルスケア企業による最大級のビットコイン投資となる見込みで、今四半期中の完了を目指しています。
ビットコインの取得は、準備金からの直接購入ではなく、外部投資家との株式交換を通じて行われる予定です。BMGLはこの方式により資本効率を高めつつ、事業に必要な流動性を維持できるとしています。また、この投資を新興市場における通貨変動リスクなどへのヘッジとも位置づけています。
この発表を受けて、BMGLの株価は大きく変動しました。当日、一時的に高騰する場面もありましたが、最終的には前日比9.89%安となりました。これは、過去にビットコイン投資を発表した他の企業の株価が上昇したケースとは対照的な反応です。
BMGLは、今回のビットコイン取得は投機的なものではなく、広範な財務再編の一環であると強調しています。
情報ソース:Globenewswire
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