
Rippleの開発部門であるRippleXはXRP Ledger(XRPL)のEVM(イーサリアム仮想マシン)互換サイドチェーンがメインネットで正式に稼働したことを発表しました。
1/ The XRPL EVM Sidechain is live on mainnet: https://t.co/CJ61aqZvhp
After years of building with @Peersyst and the XRPL community, devs can now build, port, and deploy cross-chain and EVM-only dApps using XRP as gas, with a direct bridge to the XRPL.
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— RippleX (@RippleXDev) June 30, 2025
この発表はXRPLのパフォーマンスにイーサリアムの強力なスマートコントラクト機能を統合するものであり大きな注目を集めています。今回のメインネット稼働により、開発者はイーサリアムで広く使われているプログラミング言語SolidityやMetaMask、Hardhatといった既存のツールを使用して、XRPL上で分散型アプリケーション(dApps)を容易に構築、移植、展開できるようになります。
サイドチェーンの技術仕様と特徴
発表された技術仕様によれば、このサイドチェーンはネイティブガストークンとしてXRPを使用します。これにより、取引手数料の支払いにXRPLの基軸通貨が利用されることになります。ま
コンセンサスアルゴリズムには信頼できる参加者によってネットワークが検証されるPoA(Proof of Authority)が採用されており、稼働開始時点で25以上のバリデーターが参加しています。これにより高速性と分散性のバランスが図られています。
開発者エコシステムとクロスチェーン接続
今回のEVMサイドチェーンの最大の特徴の一つは、Axelar Networkを介してXRPLメインネットへの直接的なブリッジが提供される点です。これにより、ユーザーはXRPLとEVMサイドチェーン間でXRPやその他の資産をシームレスに移動させることが可能となり、クロスチェーンでの運用が格段に容易になります。
既存のEVMツールとの完全な互換性はイーサリアムエコシステムで活動する多くの開発者にとって参入障壁を大幅に引き下げ、XRPL上でのdApps開発を加速させることが期待されます。
記事ソース:Ripple
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