国内のNEMコミュニティの有志によって開発されたブログプラットフォーム『nemlog』が9月6日より運用開始された。現在はNEMを応援するユーザー(nember)を中心にブログが投稿され、コメントや投げ銭によるコミュニケーションが行われている。
nemlog以外でも『投げnem』機能は実装可
nemlogのユニークな点は投げ銭ならぬ『投げnem』機能だ。ブログを投稿したユーザーに対してNEMを寄付することでコミュニケーションを促す。
国内のNEMコミュニティはユーザー同士のコミュニケーションが活発なので、ブログ機能と投げnemは親和性が高そうだ。
また、Wordpressで作成したサイトにも『投げnem枠』を実装することができる。
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投げnem枠のイメージ
仮想通貨の暴落を受け着想
nemlogを開発した会社員のしゅう氏は2018年の仮想通貨の暴落を受け、NEMの普及に一役買うため「構想1日、制作1ヶ月(本人いわく)」でnemlogを開発したという。
積極的な広告掲載やサービス利用の有料化といったマネタイズはしておらず、投げnemの一部を手数料として徴収し運営費に当てている。投げnemによる運営費の寄付も募集中だ。ゆくゆくは本格的に事業化していく予定とのこと。
今後のロードマップ
今後の開発ロードマップ(9月10日時点)は以下の通りだ。SSL化はすでに対応済み。
- nemlog記事にコメント機能
- スマホ対応
- nano wallet/nem mobile walletの使い方説明
- nemlogを他SNSやサイトに貼れる機能
- SSL通信化(対応済み)
- nemの概要説明
- サイトの英語化
- デザインアップデート
- ブログ検索
- ひとこと機能
- 足あと機能の追加
- 使い方ガイドの充実
- iPhoneにおけるトップページメニューボタン
- HEIFタイプの画像に対応
- 投げnem受け取り時にメール通知
- レター受け取り時にメール通知
基本的な機能の拡充に加え、コミュニケーションを促進する施策が主になっているようだ。
投げ銭できるブログプラットフォーム
国内の仮想通貨を用いたブログプラットフォームでは『ALIS』が先行している。今年4月にβ版をリリースし、今月11日に投げ銭機能を実装済みだ。
さらに、ALISが着想を受けた海外のブログプラットフォーム『Steemit』は日本でも存在感は強い。
また、クリエイターのためのブログプラットフォーム『Leth』もイーサリアムによる投げ銭機能を実装している。個人で開発された点もnemlogと共通している部分だ。
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