日々変化を続けている仮想通貨市場。仮想通貨元年とされた2017年が過ぎ、2018年となってからも新しい通貨が生まれ続けています。
今回取り上げる通貨Centralityも今年2018年に生まれた通貨。この記事ではセントラリティの今後について掘り下げていきます。
Centrality(セントラリティ/CENNZ)の概要
コインの名称/Centrality
ティッカー/CENNZ
総発行量/12億枚
時価総額/42億円(時価総額ランキング135位)
発行量/795万枚
※時価総額と発行量はどちらも2018年9月23日現在。
Centrality公式サイト:https://www.centrality.ai/
Centrality(セントラリティ/CENNZ)の特徴
Centralityは2018年1月にICOを開始しました。1月といえばまだまだ仮想通貨がバブル的な盛り上がりを見せていた頃。CentralityのICOも例外なく大きく注目されました。なんとICOは6分で完売。プレセールも含めると200億円もの金額の調達に成功しています。
Centralityの特徴として押さえておきたいポイントを箇条書きで紹介します。
- CentralityはEthereum上で発行されるERC-20トークン
- Centralityは分散型アプリケーション(DApps)プラットフォーム
- モジュールによって簡略化されたアプリ開発が可能
- ユーザーは1つのアカウントでCentrality上のすべてのアプリを利用できる
Centrality(セントラリティ/CENNZ)の今後を考える
前項で紹介したとおり、Centralityは分散型アプリケーション(DApps)のプラットフォームです。実は仮想通貨の世界には同じような機能を持つプロジェクトが少なくありません。
絶対的な知名度を誇るEthereum、メインネット移行で話題のEOS、LiskやNEOといったプロジェクトもアプリケーションプラットフォームとしての機能を持っています。これらはすべてCentralityのライバルとなるでしょう。また、これらはすべて2018年9月現在、Centralityよりも時価総額が上位の通貨です。以上のことからCentralityの今後は決して平坦じゃないと言えます。
しかし、Centralityに勝機がないかと言われればそうではありません。前項で紹介したモジュールや、単独アカウントによるアプリの利用は、他のアプリケーションプラットフォームにはない特徴でもあります。
現状、DApps開発で主流となっているEthereumブロックチェーンでは、アプリごとにアカウントを作らなければなりません。Etheremonを利用する場合にはEtheremon専用のアカウントを、CryptoKittiesを利用する場合にはCryptoKitties専用のアカウントを作らなければならないわけです。この点はユーザーにとって非常に大きな手間となっています。アカウントの管理が煩わしくてDAppsの利用を敬遠しているという人も少なくありません。
その点、Centralityのように1つのアカウントですべてのアプリが利用できれば、DAppsに対するユーザーの障壁は下がると予想されます。DApps市場が活性化すれば、仮想通貨市場全体への影響も期待できるでしょう。Centralityの今後には大きな可能性があるのだと言えます。
Centrality(セントラリティ/CENNZ)のデメリット
一方で、Centralityの特徴を全面的にポジティブに受け止められるかというと、そうではない点もあります。それはすべてのアプリを同一アカウントで利用することによるセキュリティの問題。同一アカウントで管理していくということは、そのアカウントのIDやPASSが破られれば、紐づいているアプリがすべて危険に晒されることでもあります。
DAppsの中には分散型の取引所(DEX)もありますから、Centralityプロジェクトはもちろん、ユーザー自身も高い意識で安全管理に取り組む必要が出てくるでしょう。
Centrality(セントラリティ/CENNZ)がAmazonと提携し話題に。
2018年6月21日には、米ECサイト大手のAmazonと提携したことが話題となりました。Amazonはこれまで仮想通貨にまつわるドメインを取得するなどしており、どの通貨と連携をとっていくのかが注目されていました。そこにあってのCentralityとの提携は、仮想通貨界を騒がすニュースとなりました。
Standard status unlocked!
#Centrality is now an AWS technology partner. Developers, we are coming for you! @awscloud pic.twitter.com/ytNKf0bDa2
— Centrality – not giving away ETH (@centralityai) 2018年6月21日
今後、Amazonとの提携が実用的なレベルにまで進めば、Centralityも大きく飛躍することが考えられます。実際、このニュースを受けてCentralityの価格は大きく上昇、一時30%にも及ぶ上げ幅を記録しました。
Centrality(セントラリティ/CENNZ)の未来は明るい
2018年初に比べ、仮想通貨市場のボラティリティは落ち着いています。しかし最近になって、ビットコインやリップルの反発も見られてきています。現在ではICO時の価格を割っているCentralityですが、この記事でも紹介したとおり、未来は明るいと考えられるでしょう。Centralityの価格の底をどう判断するか、まさに今そういうタイミングに来ているのかもしれません。
セントラリティの特徴や基本情報はこちら
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