楽天<4755>グループの連結子会社で仮想通貨交換業を運営する楽天ウォレットは3月29日、2019年6月(予定)より仮想通貨取引サービス「楽天ウォレット」を開始すると発表した。サービス開始に先立ち、4月15日より新規口座開設の申込受付を開始するようだ。
「楽天ウォレット」は、スマートフォンアプリでの提供を予定しており、口座開設手数料は無料で、AI技術を採用した自動応答チャットサービスを導入するとしている。セキュリティ対策としては、顧客から預かった資産をコールドストレージと呼ばれるオフライン環境下で管理するという。
楽天は2018年8月、連結子会社の楽天カードを通じて仮想通貨取引所「みんなのビ
ットコイン」の全株式を買収して仮想通貨事業に乗り出した。「みんなのビットコイン株式会社」は3月1日付で商号を「楽天ウォレット株式会社」へ変更し、その後3月25日、みなし業者から正式に仮想通貨交換業者として金融庁に登録されたと発表した。
同社は、今回のシステム刷新と新サービスの開始の目的について「業界をリードし、最先端技術を導入するなどシステム投資を継続していくため」としており、「今後も、安全・快適に利用してもらえる取引サービスを提供できるよう、さらなるサービスの拡充を目指していく」と述べている。
<HH>