ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

※広告非表示の他にも、みんかぶプレミアム会員だけのお得なサービスが盛りだくさん!

みんかぶプレミアムとは みんかぶプレミアム会員になる すでにプレミアム会員の方はログイン

ポルカドットに個人投資家が多い理由【フィスコ・仮想通貨コラム】

2019/05/06 09:00
FISCO

先日、クロスチェーン技術コスモスを利用するための仮想通貨「Cosmos(通貨表記ATOM)」のクラウドファンディングの話をした。そこで今日は、もう一つのクロスチェーン技術ポルカドットについて考えてみたい。

Cosmosのジェネシスブロック保有者は1000人に満たないと書いたが、ポルカドットを利用するために必要な仮想通貨「Polkadot(ポルカドット、通貨表記DOT)」の保有状況はどうなっているのだろう。

公式HPによると、Polkadotの保有は50%がICOの購入者、20%がローンチ前に分配されたトークンの保有者、30%がウェブ3ファンデーションの保有という構成になっている。

Polkadotの供給量は計1000万トークンで、他の仮想通貨よりも大幅に少ない(少ないと言われるビットコインでも総供給量は2100万トークンだ)。Polkadotは2017年10月14〜27日に、ダッチオークション方式でICOが行われ、この供給量の半分(500万トークン)が売り出された。

ダッチオークション方式とは、売り手が高めに売出価格を設定し、買い手がつくまで価格を下げていく方法で、通常の競り上げ方式とは正反対のプロセスだ。ポルカドットのチームはこの方式をとることで、事実上の上限価格を設定するとともに、一部の投資家がトークンを買い占めてしまうことをほぼ不可能にした。

価格が下がるにしたがい、ICOに参加する投資家と資金が増えて、ICO期間終了前に売り出し分のトークンはすべて売り切れた。

PolkadotのICOには2つの特徴があった。

1. ICO開始から1時間以内に参加した投資家は15%のボーナスをもらえたこと。例えば、Aさんは開始直後に100イーサリアム(ETH)投資し、Bさんは取引開始から1時間過ぎてから115ETH投資した。Aさんは15%のボーナス加算対象になるため、最終的に115ETH分のPolkadotを入手できるというわけだ。

2. ICO終了後、参加者は全員、同一価格でトークンを購入すること。例えば、このICOでは500万トークンが売り出され、計48万5331ETHが支払われた。したがってトークン価格は、1DOT=48万5331 x 320 ÷ 500万ドル=31.06ドルとなる(1ETH = 320ドルで換算)。

COSMOSの場合と異なり、PolkadotのICOはシードファンディングや私募や公募はなく、ダッチオークション方式だけだった。イーサリアムベースのブロックチェーン情報サイト「Etherscan(イーサスキャン)」によると、このICO後、Polkadot保有者は3050人となった。

10万トークン以上を持つ「クジラ(大口投資家)」は4人だけで、保有量が100トークン以下の投資家が1801人(全体の約60%)を占めた。100トークンの値段は約3106米ドルだから、これらはおそらく個人投資家だろう。ダッチオークション方式は、競り上げ方式よりもフェアで「普通の人」が利用しやすく、その結果、Polkadotをより分散された形で配布できたようだ。

前述のとおり、ICOで売り出されたのは全Polkadotの50%で、残りの半分のうち30%はポルカドットのチームが保有し、20%はウェブ3ファンデーションが保管しており、今後売り出されることになりそうだ。

Polkadotは現在、Cosmosと同じように店頭市場で売買されている。これは、ポルカドットを立ち上げたギャビン・ウッドが、イーサリアムの共同設立者であることと関係していそうだ。

仮想通貨取引所TOKOKのPolkadot先物価格は、4月1日現在、1DOT = 1.6 ETH(約224ドル)と、ICO価格31.06ドルを7倍近く上回っている。

(記事提供:LongHash)
LongHashは独自のデータ分析を基に、仮想通貨のトレンドやニュース、価格に関する情報を日中英の3ヶ国語で提供するジャーナリズム・プラットフォームです。ブロックチェーンデータの解析や解説を行うLongHash所属のデータサイエンティストやライターを世界中に抱え、分かりやすい記事で配信しています。またLongHashはブロックチェーンハッカソンやミートアップの企画、実施運営のサービスも提供しています。より多くの記事を読みたい方は、LongHashの公式ページからアクセスできます。

<SI>

配信元: FISCO 株・企業報

暗号資産(仮想通貨)最新ニュース

NEW24/04/20 (土) 04:54

レイヤー1「Ton」にUSDTが対応|約100億円のインセンティブプログラムも実施

Telegram発のレイヤー1ブロックチェーンTon(TheOpenNetwork)にTether社が手掛けるステーブルコイン$USDTが新たに対応します。関連:テレグラム発のTONチェーン特化型スマホが登場|[&#82...

NEW24/04/19 (金) 18:39

モジュール型ブロックチェーンプロジェクト「Avail」、エアドロップを発表

Availが$AVAILトークンのエアドロップを発表しました。今回のエアドロップでは6億枚の$AVAILが割り当てられます。Avail’sUnificationDropishere.https://t.co/2[&#82...

NEW24/04/19 (金) 12:56

FarawayがYuga Labsのゲームタイトルを買収

Farawayが、YugaLabsのゲームである「HV-MTL」と「LegendsoftheMara」を買収したことが発表されました。これまで「DookeyDash:Unclogged」や「Legendso[&#8230...

暗号資産(仮想通貨)ニュースを全て見る

暗号資産(仮想通貨)最新コラム

NEW24/04/20 (土) 09:01

2024年4月20日暗号資産(仮想通貨)の相場概況

4月20日9時時点での暗号資産市場の相場概況をお届けします。上昇率のトップはInternet Computer、下落率トップのはBoba Networkでした。なお、過去7日間において、 Lisk が +10.78%の上昇。

24/04/19 (金) 09:01

2024年4月19日暗号資産(仮想通貨)の相場概況

4月19日9時時点での暗号資産市場の相場概況をお届けします。上昇率のトップはLisk、下落率トップのはMakerでした。なお、過去7日間において、 Dai が +2.18%の上昇。

24/04/18 (木) 09:01

2024年4月18日暗号資産(仮想通貨)の相場概況

4月18日9時時点での暗号資産市場の相場概況をお届けします。上昇率のトップはHuobi Token、下落率トップのはQtumでした。なお、過去7日間において、 Dai が +1.93%の上昇。

暗号資産(仮想通貨)コラムを全て見る

関連通貨

通貨名 価格 24H変動比
ATOM/BTC 0.000130 +0.000003 (2.52%)
ATOM/JPY 1,290.73 +14.66 (1.15%)
DOT/BTC 0.000106 +0.000002 (1.43%)
DOT/JPY 1,050.01 +0.66 (0.06%)

おすすめ仮想通貨取引所

  • Coincheck
    27種類の暗号資産が約500円から購入可能

    東証1部上場のマネックスグループの取引所 23仮想通貨へ約500円から投資可能!人気のアプリはダウンロード累計326万

  • DMM Bitcoin
    アルトコインのレバレッジ取引が魅力!

    FXサービスで培った使いやすく見やすいスマホアプリが特徴。チャート4分割やスピード注文で快適な取引を実現!

  • GMOコイン
    アルトコインを空売りできる取引所

    ビットコインFXのスプレッドが国内最狭水準で提供!いつでも買いたい時に買いたい値段で取引が可能