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7000BTCハッキングされた仮想通貨取引所、ビットコインのロールバックに言及【フィスコ・ビットコインニュース】

2019/05/08 15:39
FISCO

本日正午、7000BTCのハッキングが発覚した仮想通貨取引所バイナンスのCEOであるCZ(チャンポン・ジャオ)氏が予定通りAMAセッションを行なった。

CZ氏がバイナンスのハッキング騒動について述べた要点は以下の通りである。

• 被害を受けたユーザー数は調査中、被害対象はホットウォレットのみ(コールドウォレットは安全)
• 入・出金に関しては、安全の確保が確認されるまで約1週間の停止措置を取る
• 利用者には、APIキーの変更と2段階認証の再設定を推奨する
• 被害総額の補填は、「SAFUファンド」から可能(ジャスティン・サン氏などの金銭的サポートは必要ない)
• ブロックチェーンのReorg・ロールバックも検討中(ビットコイン・コアのコミュニティからの提案)
• 今後1週間で数回のアップデートを行う予定(コアシステムのアップデートも計画中)


ビットコイン・ブロックチェーンのロールバックについて
また、CZ氏は今後の対応方針の一つとして、ビットコインブロックチェーンのロールバック(処理の巻き戻し)も含めて検討していることを明らかにした。

同氏によると、ビットコインのロールバック、およびReorgはビットコインのマイナーと連携すれば可能だが、ビットコインの最も重要な性質である「非中央集権化」の側面に対する信頼を毀損する恐れが高く、慎重に判断するとしている。

この対応案はCZ氏が考案したものではなく、ビットコイン・コアに携わる関係者の提案となる。

主要な仮想通貨におけるロールバックは、以前イーサリアムクラシックやイーサリアムなどで行われた過去もある。

仮にビットコインでロールバックが行われた場合、ビットコインの非中央集権的な側面に関して、仮想通貨コミュニティに大きな影響を及ぼす可能性もあるが、これまでのビットコイン・ブロックチェーンの状況を踏まえると、絶対に実行されることはない提案だろう。

しかしCZ氏は引き続き「高い透明性を維持したい」と引き続き状況が変わり次第報告する姿勢を示した。

今後の対応
直近の対応に関して、CZ氏はまずバイナンスのアカウントを持つユーザーに対して、APIキーの変更と二段階認証の再設定を推奨した。その理由としては、いまだに捕まっていない犯人がAPIキーのフィッシングや二段階認証のコードを大量に入手したことが考えられるだろう。

その他にも今後1週間ほどをかけて犯人が資金を他の取引所で利用できないよう、バイナンスの全てのユーザーの入出金を最低でおよそ1週間停止することを再び明らかにした。またこの間、バイナンス側はシステムの復興とセキュリティの再確保に向けコアシステムなどのアップデートを数回ほど行う予定で、仮想通貨取引の停止も予定されていることを述べている。

他にも損害対象として現状確認されている7000BTC、およそ45億円相当の資金はバイナンスが昨年7月から備えていたSAFUファンド(Security Asset Fund for Users)から補填されるため、他の仮想通貨取引所などからの資金援助は必要ないことを明記した。バイナンスのハッキングに際して、トロン財団のCEOであるジャスティン・サン氏などが協力の姿勢を示していた。

その他にも米国の大手仮想通貨取引所コインベースなどが7000BTCの送金先となった32のアドレスをブロックすることで協力する姿勢も見せていたことに対して、CZ氏は感謝の意を再度表していた。

バイナンスのハッキング事件の対応は今後も続いていくが、事件発覚直後、早期ににSAFUファンドからの被害総額補填を表明した点や異常事態が起きたにも関わらず予定通りAMAセッションを行なったCZ氏に対してコミュニティからは高く評価されている模様だ。

また同時に今回のハッキングにより、多くのユーザーの資産が集中する仮想通貨取引所のホットウォレットの脆弱性が再び明らかになったとも言える。そのため、AMAセッションではユーザーが秘密鍵を自己管理が可能となるバイナンスのDEX(分散型取引所)に関する質問があり、ハッキング以外の今後の展望についてもCZ氏は言及した。

(記事提供:コインポスト)
CoinPost(コインポスト)は、日本最大級の仮想通貨・ブロックチェーン総合情報メディアサイトです。国内外の情報を迅速に捉え、考察も含めたオリジナル記事を配信しています。

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配信元: FISCO 株・企業報

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