ビットコインETFをめぐってSECの判断がたびたび先延ばしされています。
期待が大きいビットコインETF承認可否のニュースがあるたびに価格に影響を受けてきたBTCですが、今回はSECの判断延期が発表された後に2日間ほど下落しましたが立ち直りが早かったのが印象的です。
今月はBitwiseとVanEck/SolidXの2件の可否判断が8月に延期されましたが、投資家の間では最終判断期限の10月までにまた延期されるだろうと予測しています。
まるで氷河のような意思決定機関の判断に慣れっ子といわんばかりです。
高値も底値も上昇へ、Higher highs & Higher lows
SECの承認判断が延期されているにも拘わらず、今年は他にもいくつかのブル相場への牽引材料があるためか、マーケットは安定して上昇傾向にあります。
それらの要因のなかには、まもなく始まるFidelityやBakktのサービスへの期待もあるようです。
もはや、SECたりともビットコインを葬ることは難しくなっている!?
VanEck/MVISのデジタルアセット戦略ディレクターGarbor氏もTwitterで、
「ビットコインは大きすぎて無視できない。Vires in numeris!」と述べ、基本的に企業としては諦めずに、今後もデジタルアセット市場がより安全で流動的に規制されるように尽力していくとしています。
SECはBTC ETF決定の先延ばしはしていますが、拒否はしていません。
ビットコインに対して規制の枠組みが機能する日を待つか、クリプトコミュニティが諦めるまで可能な限り先延ばししているかのようです。
残念ながらGarbor氏もあきらめないとコメントしていますし、後者は実現しないように思います。
SECはビットコイン崩壊時に傍観者になろうとしているのか
コミュニティや市場からの熱いリクエストに対して、何度も慎重な姿勢で情報の収集中である、とか調査中であると貫くSECに対して、こんな怪訝な見方もあります。
しかしETF.comのマネージングディレクターであるNadig氏は、仮想通貨(暗号資産)市場の成長に確信をもっており、市場が成熟するにつれて規制当局がBTC ETFに慣れてくるだろうと話しています。
小口の一般投資に比べたら上場投資会社などは、機関投資家の大口投資に対する姿勢はセキュリティ面でも慎重にならざるを得ないでしょう。
しかし、従来の投資商品の決定判断に対してSECの度重なる延期の姿勢は、仮想通貨(暗号資産)マーケットに対する不当な扱いだと指摘するアナリアストもいるようです。
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