ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

※広告非表示の他にも、みんかぶプレミアム会員だけのお得なサービスが盛りだくさん!

みんかぶプレミアムとは みんかぶプレミアム会員になる すでにプレミアム会員の方はログイン

仮想通貨イーサリアム次期大型アップデート「イスタンブール」へ 改善提案選考開始【フィスコ・アルトコインニュース】

2019/05/27 12:22
FISCO

イーサリアムの次なる大型アップデート「イスタンブール」に向け、これまでに提出されたEIP(イーサリアム改善提案)のリストが公開された。その数は28におよび、近日中に少なくとももう1つ追加される予定だ。

コア開発者は改善案提出締め切り当日(5月17日)に電話会議を通し、そのうち約12件のEIPについて詳細な議論を行ったという。その結果、1件のみが仮承認を受け、大半は後日に予定される追加議論で話し合いが行われる予定だ。

次回のコア開発者会議でベンチマークとなる数値を提示する」という条件付きで仮承認を受けたのは、EIP 1108という改善案。これは第二曲線暗号のプリコンパイルを見直すことで、プライバシー・ソリューションとスケーリング・ソリューションに役立てるという改善案だ。要するに匿名性と処理能力に関するものである。

ASIC対応改善提案、トランザクション手数料モデル導入案は延期?
議論の対象となった改善案の中には、監査遅れが原因でアルゴリズム「ProgPoW」の導入延期の可能性が報じられたばかりのEIP 1057も含まれる。EIP1057はコンセンサス・アルゴリズムを現行のEthashからProgPoWに置き換えることで、ASICマイニングの効率を下げ、GPUに優位性を与えるという提案だ。

年間最大6億5500万ドル(約715億 7036万円)の報酬を生みだすイーサリアムのマイニングにおいて、昨年4月以降「ASICがGPUのパフォーマンスを上回るのではないか」という懸念が生じている。EIP1057は「マイニング環境の集中化」に対するソリューションとして、イーサリアムのコア開発者に昨年2回承認を受けた。

また、EIP 1559の新しいトランザクション手数料モデルを導入するという提案は、開発者のRick Dudley氏いわく「かなり複雑な変更」であるため、恐らく10月中旬にメインネット・アクティベーションが予定されているイスタンブールには間に合わないとの見解を示した。

今後のタイムライン
EIPのリストとともに発表された今後のタイムラインは以下の通り。
• 2019月07月19 日(金)主要なクライアント実装の仮期限
• 2019年8月14日(水)テストネット・アップグレード予定日
• 2019月10月16日(水)メインネット・アップグレード(イスタンブール)予定日

ハードフォーク・プロセスを「固定9ヶ月サイクル」に分割
イスタンブールのハードフォークの次の正式な期限には、承認を受けたEIPをクライアントと呼ばれる既存のバージョンのイーサリアムのソフトウェアにマージ(併合)する。EIP2015(リストには含まれていない)の作成者であるJames Hancock氏は、「このステップはコードをまとめることに似ているため完全にテストできる」とCoinDeskに語った。「提案は2つの主要なクライアントにリファレンス実装を含めること」であり、ここでいう「主要」の定義はかなりアバウトだという。

イスタンブールで予定されているタイムラインは、過去のイーサリアムのハードフォーク・アプローチとは異なる。元イーサリアムの開発者Afri Schoedon氏とイーサリアム・ファウンデーションの開発者Alex Beregszaszi氏が、ハードフォーク・プロセスを「固定9ヶ月サイクル」に分割する方法として提案したものだ。

今回(5月)の締め切り前に受け入れられていたプロトコル・アップグレードをメインネットにリリースすることが目的であり、それ以降に承認されたすべての改善案は9か月後に実施される次のハードフォークに含まれる。

この新たなアプローチに対し、イーサリアム・ファウンデーションの助成金受領者であるAlexey Akhunov氏は、「提案された新たな期限について皆が考える必要がある」とGitterチャットルームを通して呼びかけている。

いずれにせよ現時点で提案されているイスタンブールEIPは順番にふるいにかけられ、最終的には「本物」だけが実装されるはずだ。今後いくつのEIPが承認されるか、今後の注目に値する。

(記事提供:コインポスト)
CoinPost(コインポスト)は、日本最大級の仮想通貨・ブロックチェーン総合情報メディアサイトです。国内外の情報を迅速に捉え、考察も含めたオリジナル記事を配信しています。

<SI>

配信元: FISCO 株・企業報

暗号資産(仮想通貨)最新ニュース

NEW25/01/15 (水) 16:33

2025年にビットコイン価格20万ドルへ:専門家が語る市場予測

ビットワイズの最新レポートによると、2024年の選挙後、調査対象のファイナンシャルアドバイザーの56%が仮想通貨への投資意欲が高まったと回答しました。投資家の仮想通貨への関心の高まりを受け、2023年から仮想通貨への配分...

NEW25/01/15 (水) 16:07

新たなAI領域「DeFAI」に注目集まる|$ANONや$GRIFFAINが高騰

仮想通貨市場では現在、AIを中心とした様々なプロジェクトやトークンがローンチされています。そんな中「DeFAI(DeFi×AI)」分野の銘柄が、先日の仮想通貨市場の下落から大きく反発し価格高騰を見せています。$[&#82...

NEW25/01/15 (水) 14:59

Web3ゲーム「Nifty Island」、AIエージェントを統合へ|開発ドキュメントを公開

NiftyIslandは、メタバースに進出したいAIエージェントの拠点となるべく、AIエージェントの統合に関する開発ドキュメントを公開しました。1/Untilnow,AIAgentslivedonX.[…]投...

暗号資産(仮想通貨)ニュースを全て見る

暗号資産(仮想通貨)最新コラム

NEW25/01/15 (水) 09:01

2025年1月15日暗号資産(仮想通貨)の相場概況

1月15日9時時点での暗号資産市場の相場概況をお届けします。上昇率のトップはMIOTA、下落率トップのはTRONでした。なお、過去7日間において、 Ripple が +16.63%の上昇。

25/01/14 (火) 09:01

2025年1月14日暗号資産(仮想通貨)の相場概況

1月14日9時時点での暗号資産市場の相場概況をお届けします。上昇率のトップはPalette Token、下落率トップのはLiskでした。なお、過去7日間において、 Ripple が +4.06%の上昇。

25/01/13 (月) 09:01

2025年1月13日暗号資産(仮想通貨)の相場概況

1月13日9時時点での暗号資産市場の相場概況をお届けします。上昇率のトップはLisk、下落率トップのはStellarでした。なお、過去7日間において、 Lisk が +15.49%の上昇。

暗号資産(仮想通貨)コラムを全て見る

関連通貨

通貨名 価格 24H変動比
ETH/BTC 0.03322 -0.00008 (-0.24%)
ETH/JPY 509,215 +6,858 (1.37%)
ETH/USDT 3,235.28 +52.17 (1.64%)

おすすめ仮想通貨取引所

  • Coincheck
    27種類の暗号資産が約500円から購入可能

    東証1部上場のマネックスグループの取引所 23仮想通貨へ約500円から投資可能!人気のアプリはダウンロード累計326万

  • DMM Bitcoin
    アルトコインのレバレッジ取引が魅力!

    FXサービスで培った使いやすく見やすいスマホアプリが特徴。チャート4分割やスピード注文で快適な取引を実現!

  • GMOコイン
    アルトコインを空売りできる取引所

    ビットコインFXのスプレッドが国内最狭水準で提供!いつでも買いたい時に買いたい値段で取引が可能