日本時間で8月5日19時頃にのライトコインのブロック報酬が25LTCから12.5LTCに半減されました。
その直後の価格は、ドルに対して大幅に上昇し約12%、BTCに対して8%の上昇となりました。
半減期のカウントダウンが近づく頃から、価格への期待感およびマイナー達が今後に向けて採算のとれるマイニングが可能なのか、という心配が入り交じっていました。
実際に12.5LTCに半減されたばかりですが、今後のにどんな影響があるのか気になるところです。
なぜマイニング報酬が半減されるのか
この移行に伴い、既にのプログラムに指示された通り、市場に投入するLTCの量はかなり制限されて少なくなります。
つまり、マイナー報酬は半減しますが、それと共に市場に供給されるLTCの量は減るため、希少価値が高くなります。
これはビットコインの半減期と同様です。
高いインフレが発生した際には金利を上げるといった、中央銀行が行う典型的な金融政策を彷彿とさせますね。
ただ異なる点は、そのインフレが事前にプログラムによって決定されているということです。ビットコイン同様に、も発行枚数や半減期などが事前にプログラムされており、人間が干渉する余地はありません。
マニング報酬が半減で、マイナー達は?
半減期を迎えると、ハッシュレートは下がるだろうと危惧されて来ましたが、マイナー達は、どういう行動をとったのでしょうか。
それについては、ライトコイン創設者のチャーリー・リー氏がツイッターでコメントしています。
画像出典:https://twitter.com/satoshilite
「半減期イベント以来、17分間で12ブロックが作られました。
これを見る限り、マイナー達はハッシュレートを全く落としていません。平均して1.4分ごとに1ブロックのスピードでマイニングしています。これは、予想していた2.5分よりもかなり高速です。
Litecoinネットワークは健全です!」
マイナー達は後れを取っていないばかりか、さらに速いスピードでマイニングしており、潜在的にネットワークが健全で良好であることを示している、と彼は指摘しています。
半減期はの価格に影響をあたえるのか
チャートからわかるように、今回の半減期イベント直後の24時間に米ドル値で12%以上増加しました。半減した直後が著しい動きでした。
画像出典:https://coinmarketcap.com/
104ドルを超えてから100ドル前後で推移して現在は98ドル辺りで落ち着いています。
対ビットコイン取引でも、状況は非常に有望です。この点においても半減イベントが前向きな変化をもたらしたようです。
BTC/LTCに至っては、半減期イベントの直前の数時間で著しく値を下げました。そのため、イベント直後の24時間以内ではわずか1%の価格上昇にとどまりました。
の今後の価格動向
基本的な経済原則では、供給が減っている一方で、その需要が変わらないかまたは増える場合は、価格は上昇するはずです。
多くのアナリストたちは、この半減期イベントに対する評価はすでに価格に表されていると考えています。
このイベントによるマーケット価格への影響があるかどうかといえば、実際には期待どおりの効果はあった、と言えるようです。
プログラムされている以外に、市場感情が影響しているということが伺えます。
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