日本最大級のギフトカードマーケットプレイスの『Amaten(アマテン)』は、ギフトカード取引すべてにブロックチェーンを導入することを発表した。
Amatenは戦略的パートナーシップとしてaelfと提携し、aelfのプラットフォーム上にブロックチェーンフレームワークを構築する。
取引高120億円がブロックチェーンに置き換え
アマテンはギフトカードの取引高が年間で120億円を超えており、このすべてをブロックチェーンに置き換える。ブロックチェーンで管理されるのはギフトカードの発行、購入、交換が含まれる。
既存のギフトカードは物理的なもの、もしくはデジタルコードによって発行・交換されており、偽造される危険性や紛失時のリスクが高いといったデメリットがあった。
アマテンはギフトカードをブロックチェーンで管理することで、ブロックチェーンの特徴である所有権の明示や、改ざん不可能性といったメリットを取り入れる。
未だに90年代の技術であるギフトカードを再構築
ギフトカード分野は成長しており、市場規模は世界で36兆円にのぼる。そのうち2兆円は日本国内で使われているため、市場規模は大きい。その反面で2018年には1200億円相当のギフトカードが未利用のままになっているなど、課題も浮き彫りとなっている。
ギフトカードに利用されている技術の古さについて、アマテン会長の金澤朝海氏は「完全に時代遅れで、90年代半ばのものが未だに使われています」と言う。
さらに金澤氏はaelfとの提携について下記のように述べており、期待をにじませている。
「私はギフトカード業界がブロックチェーンの完璧なユースケースになると信じています。 2つは完全にまた自然にフィットします。 またサービス、迅速かつ最も費用対効果の高い構築、柔軟なスケーラビリティ、専用サイドチェーン、スマートコントラクトモジュールを提供するため、最高のブロックチェーンテクノロジープロバイダー aelfと提携することを選択しました。 私たちは古く複雑な既存システムを再構築し、真にデジタル化された超高速で不正が不可能な新デジタルギフトカード業界の未来に心から興奮しています。」
アマテンは不要なギフトカードのマーケットプレイスとして2018年には120億円の取引高を達成し、同分野ではリーディングカンパニーとなっている。また、現在Google、iTunes、Amazon、楽天、Netflix、Playstation&Nintendoを含む26種類の主要ギフトカードを取り扱う。
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