ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

※広告非表示の他にも、みんかぶプレミアム会員だけのお得なサービスが盛りだくさん!

みんかぶプレミアムとは みんかぶプレミアム会員になる すでにプレミアム会員の方はログイン

G20 Libraもステーブルコインも規制で各国の意識合わせ

2019/10/21 15:43
Cripcy

今月初め、脱退メンバーが相次いだリブラ(Libra)協会は、正式メンバーとなる20団体で改めてリブラプロジェクトの推進を発表したばかりでした。

この日曜日に報道されたところによると、プロジェクトのリーダーDavid Marcusは、リブラの準備金として数種類の法定通貨で構成される「バスケット」は、法定通貨でペッグされるいわゆるステーブルコインを使う可能性があってもいい、と発言しました。

一方、同時期にワシントンで開催されたG20では、「リブラおよびステーブルコインに対する国際的な規制の枠組みを作る」と総意が確認されました。

G20を前に、リブラ論争の影響で加速したFedCoinやフランスでの世界共通規制の枠組み提案など両極端な意見に対して、世界の経済首脳陣の間では、方向性がおちついた形ですが、実際は、どのように進展していくのでしょうか。

【関連記事】

暗号通貨に急ぎ足になる必要はない

IMFおよび世界銀行の年次総会でリブラのことが話題となり、インドのNirmala Shitharaman財務大臣は、多くの国が暗号通貨を取り入れることを警戒している、と述べました。

また、インド準備銀行のShantikanta Das総裁は、インドでは暗号通貨の使用を禁止しているとし、今年9月に就任したIMFマネージングディレクターのKristalina Georgievaは、リブラにも言及し、デジタル革命のなかでデジタルマネーの必然に注目しつつも、金融の安定性に留意する必要を主張しました。

その中で、リブラもグローバル・ステーブルコイン、と位置付けられ、各国の法規制が整う前にそれが運用開始されるべきではない、と日本の黒田総裁も言及しました。

ステーブルコインは各国ですでに概念実証もされているという、金融システムを確認する潜在力をもつもので、その存在は認められつつあります。

ビットコインを始めとする暗号通貨のような価格の変動がない分、安定しているという意味でのステーブルコインは、通貨がデジタル化される現代世界において、暗号通貨とステーブルコインの対比で考えられることが多くなります。

Facebookのリブラのように国の境を外したステーブルコインが意味するものは、G20でも規制の対象となる世界の脅威とみなされているようです。

しかし同時に、ステーブルコインを規制するといえば、ビットコイン始め暗号通貨に対する法整備を始めた2,3年前を思い出します。
各国が禁止しようという方向の中、日本は世界に先駆けて取引所のルールを整備し始めたのです。

昨年のG20でも日本がマネーロンダリングに対しての対策を呼びかけました。

【関連記事】

リブラのマーカス氏のステーブルコインをペッグする発言は、ひとつのオプションに過ぎず、協会がそう選択しているという訳ではない、と濁しています。

ステーブルコインVSクリプトコイン

これらの状況にある両側をざっくり見ると、

各国の法定通貨と、それをペッグした各国のステーブルコイン、さらにそれらを取り込む選択肢も考慮し始めたリブラというグローバル・ステーブルコイン、さらにそれらを規制しようとする世界の経済首脳陣の「ステーブルコイン」と、

国の枠を超えたところで需給バランスで成長しているビットコイン始めとする暗号通貨のマーケットの、「クリプトコイン」

という感じでしょうか。
今後の経済システムの枠組みがどう変化してくるのか無関心ではいられません。

参考サイト:
“https://www.reuters.com/article/us-imf-worldbank-facebook/facebook-open-to-currency-pegged-stablecoins-for-libra-project-idUSKBN1WZ0NX”
“https://cointelegraph.com/news/report-facebook-could-use-fiat-pegged-stablecoins-for-libra”
“https://techcrunch.com/2019/10/20/in-a-big-reversal-libra-reportedly-could-peg-its-cryptocurrencies-to-national-currencies/”
“https://www.sankei.com/economy/news/191019/ecn1910190014-n1.html”

The post G20 Libraもステーブルコインも規制で各国の意識合わせ appeared first on CRIPCY.

暗号資産(仮想通貨)最新ニュース

NEW25/04/11 (金) 03:15

トランプ大統領の相互関税一時停止、仮想通貨市場を一気に押し上げる

トランプ大統領が4月9日、世界各国との「相互関税」を一時停止する方針を示し、90日間の関税猶予を発表しました。同時に、暫定的に10%の関税率を設定することで、これまでほぼ全ての輸入品を対象に高い関税を課すと脅していた強[...

NEW25/04/10 (木) 20:30

Microsoft Officeに見せかけた仮想通貨マルウェアが拡散|偽ファイルに注意

人気のオープンソースソフトウェア配布サイトであるSourceForgeを悪用し、仮想通貨ユーザーを狙ったマルウェアが拡散されたことがセキュリティ企業カスペルスキーによって報告されました。今回の攻撃では偽のMicroso[...

NEW25/04/10 (木) 20:30

パキスタン政府、ビットコインマイニングを本格推進|CZ氏を顧問に起用

パキスタン政府が、国内で発生している余剰電力をビットコインマイニングやハイテクデータセンターに振り向ける新たな計画を発表しました。パキスタンの新設組織である「CryptoCouncil」のトップによると、余剰電力の一[&...

暗号資産(仮想通貨)ニュースを全て見る

暗号資産(仮想通貨)最新コラム

NEW25/04/11 (金) 09:01

2025年4月11日暗号資産(仮想通貨)の相場概況

4月11日9時時点での暗号資産市場の相場概況をお届けします。上昇率のトップはGas、下落率トップのはEOSでした。なお、過去7日間において、 Gas が +52.15%と大きく上昇。

25/04/10 (木) 09:01

2025年4月10日暗号資産(仮想通貨)の相場概況

4月10日9時時点での暗号資産市場の相場概況をお届けします。上昇率のトップはFlare、下落率トップのはMatic Networkでした。なお、過去7日間において、 Gas が +19.91%の上昇。

25/04/09 (水) 09:01

2025年4月9日暗号資産(仮想通貨)の相場概況

4月9日9時時点での暗号資産市場の相場概況をお届けします。上昇率のトップはPalette Token、下落率トップのはEOSでした。なお、過去7日間において、 Palette Token が +5.78%の上昇。

暗号資産(仮想通貨)コラムを全て見る

おすすめ仮想通貨取引所

  • Coincheck
    27種類の暗号資産が約500円から購入可能

    東証1部上場のマネックスグループの取引所 23仮想通貨へ約500円から投資可能!人気のアプリはダウンロード累計326万

  • DMM Bitcoin
    アルトコインのレバレッジ取引が魅力!

    FXサービスで培った使いやすく見やすいスマホアプリが特徴。チャート4分割やスピード注文で快適な取引を実現!

  • GMOコイン
    アルトコインを空売りできる取引所

    ビットコインFXのスプレッドが国内最狭水準で提供!いつでも買いたい時に買いたい値段で取引が可能