マネックスグループ<8698>の子会社である大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインチェックは9日、同日より、世界初の試みとして、仮想通貨リスク(LSK)を対象としたステーキングサービス(β版)の提供を開始すると発表した。
ステーキングとは、対象となる仮想通貨を保有しながらブロックチェーンのオペレーションをサポートすることにより、報酬を受領する仕組みだという。同社は、同サービスの提供を通して、『顧客に仮想通貨投資における新たな価値を提供するとともに、ブロックチェーンネットワークの更なる発展と、セキュリティの向上に貢献していく』とコメントしている。
同サービスは、コインチェックで仮想通貨リスクを保有している顧客に対し、同社がデリゲート(リスクネットワークにおいて、ブロックを生成・承認する代表者)へ行う投票の報酬を保有量に応じて付与するというものだ。同社は預かり資産の一部を利用してリスクネットワークのデリゲートへの投票を実施。投票したデリゲートが上位101位までに選出された場合、デリゲートが受け取る報酬の一部を、リスクを保有する顧客に対して保有量に応じて付与するようだ。
付与対象者は、コインチェックの取引アカウントに1日あたり平均10LSK以上保有している顧客で、付与実施時点で当該アカウントが通常通り利用できる状態となっていることが条件。付与予定日は毎週水曜日で、付与額は報酬として受領したリスクから手数料を差し引き、リスクの保有量に応じて付与するとしている。
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