オーストラリア国立大学(ANU)のロースクールが来年から、ブロックチェーンが法律分野に及ぼす影響について研究する2つのコースを設立する予定とのことです。
リップルがANUの法律コースを支援
これらのコースは、リップル社のBlockchain Research Initiative の支援を受けて立ち上げられます。
オーストラリア国立大学(ANU)とリップルが協力して分散型台帳技術、仮想通貨、デジタル決済の発達と最新のトレンドについて研究を行う予定です。
ANUは既に、他の多くの大学で実施されているように、ブロックチェーンと法律の関係についての学部生向けのコースを提供しています。
University of MelbourneやUniversity of Southern Queensland では、分散型台帳技術とブロックチェーンに特化したコースを提供しており、他の外部機関の協力を得てさらに幅広いプログラムを編成しています。
法的手続きや争いの解決にブロックチェーンを活用
ANUロースクールのScott Chamberlian氏は、ブロックチェーン部門を強化しています。
同氏のコースでは、ブロックチェーンとスマートコントラクトを採用して法的手続きと法的争いの自動化や分散化による解決ができるかどうかを研究しています。
彼は、裁判のシステムを利用せずに消費者の法的争いを解決できるeBayのようなプラットフォームを目指しているとのことで、その実現の可能性について熱く語っています。
Chamberlian氏によると、関係当事者の身元確認などの多くのシンプルな法的手続きにはブロックチェーンを有効的に利用できるとしています。
Chamberlian氏は、ANUで‘Lex Automagica’ platformを運営しています。
このプラットフォームは、一部の法律上の問題を仲介者や仲介となる法的機関を介さずに解決することを目指しています。
2019年2月には、リップル社はLex Automaticaに100万ドルの資金を援助しています。
法律学者や弁護士の間では、ブロックチェーンの分散化技術によって法的争いを解決するという
可能性に対する関心が高まっているとのことです。
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