スリープログループ<2375.T>が大幅3日続伸。28日の取引終了後に発表した第3四半期累計(17年11月~18年7月)連結決算が、売上高119億2900万円(前年同期比19.0%増)、営業利益4億2500万円(同49.3%増)、純利益3億1300万円(同84.8%増)と大幅増益となったことが好感されている。 通信キャリアの新規顧客開拓や家電量販店での営業・販売支援サービスが引き続き堅調だったほか、昨年12月に北九州市に拠点を新設したコールセンター事業も順調に拡大。また、システム・エンジニアリング開発受託・技術者派遣事業で、昨年10月にオー・エイ・エスを子会社化したことも寄与し、主力のBPO事業が好調に推移した。一方のコワーキングスペース事業は費用が先行したものの、これをカバーして5割近い営業増益となった。 なお、18年10月期通期業績予想は、売上高165億円(前期比22.6%増)、営業利益5億円(同31.1%増)、純利益2億8700万円(同33.2%増)の従来見通しを据え置いたが、期末一括配当は従来予想の5円から7円(前期5円)に増額修正しており、これも好材料視されている。 さらに、18年10月末時点の株主から株主優待制度を新設すると発表した。毎年4月末および10月末時点で1単元(100株)以上を保有する株主を対象に、こども商品券1000円分の贈呈、1000円相当額のビットコインの贈呈、1000円分の寄付からの選択制となる。 出所:minkabuPRESS