Microsoftが手掛けるメタバースプラットフォーム「Microsoft Mesh」のTeams対応版が2022年に提供予定であることが分かりました。
Meshは、Hololensなどのデバイスを用いて遠隔地にいる人と仮想世界(メタバース)内でコミュニケーションを取ることができるプラットフォームです。
このMeshの機能を、現在Microsoftが提供中のビジネスチャットツール「Teams」に拡張機能として追加することで、
- オンライン会議を仮想空間で行う
- ビデオ会議で自分の顔をアバターにする
といったコミュニケーション方法が可能となります。
The metaverse is here, and it’s not only transforming how we see the world but how we participate in it – from the factory floor to the meeting room. Take a look. pic.twitter.com/h5tsdYMXRD
— Satya Nadella (@satyanadella) November 2, 2021
Microsoftによると、60万人以上の従業員を抱えるコンサルティング会社Accenture社はMeshの試験的な導入を行っており、Mesh内で社員が集まりプレゼンテーションやパーティーイベントの開催などを行ってきたといいます。
Accenture社専務取締役のジェイソン・ワーンク氏は「私たちはこれを “N階フロア”と呼んでいました。”N階フロア”とは、バーチャルリアリティの中でしか見られない、魔法のような、神話のようなキャンパスです」とコメントしています。
MicrosoftとDID
Microsoftは3年前からDID(分散型ID)技術の開発を行っており、今年4月には新たなDIDシステム「Microsoft Azure Active Directory Verifiable Credentials」をパブリック公開しました。
DIDとは、ブロックチェーン上でプライバシー情報を管理することで、国家など中央集権的な権力に頼らずに身分証明を可能とする技術です。
見た目や名前を自由にカスタマイズできるメタバース内で、今後様々なビジネスに関する契約や保険の契約等が結ばれると仮定すると、メタバース内でDID技術の需要が高まることが推察できます。
Microsoftは先日「自社のDIDへの取り組みが次フェーズに進んだ」とし、新フェーズの新たな目標「DIDサービスの一般提供」を設定しています。
【Microsoft × DID】新フェーズへ突入、サービスの”一般提供”を予定
記事ソース:Microsoft
The post 【Microsoft】提供中メタバースプラットフォームの機能を2022年にTeams対応予定と発表 appeared first on CRYPTO TIMES