仮想通貨の投資会社BKCMのブライアン・ケリーCEOは6日、CNBCの仮想通貨番組「クリプトレーダー」に出演し、2020年までビットコインETFは承認されないだろうという見方を示した。
現在SEC(米証券取引委員会)に申請されているビットコインETFは2件。
運用会社ヴァンエックと金融サービス企業のソリッドXと共に再申請したビットコインETFと仮想通貨の資産マネジメントを手がけるビットワイズが申請したビットコインETFだ。
ケリー氏は、ビットコインETFが今年承認される可能性は「なし」と断言。
その理由について、SECが求めるような「SECか他の米規制機関の監視下にある世界的な取引所」がまだ出現していないことを指摘した。
コインベースでは不十分なのかという問いに対して「明らかにそうだろう」とし、次のように述べた。
「(もしコインベースで十分だったら)とっくに(ビットコインETF)を承認しているよ」
その上でケリー氏は、ナスダックやICE(インターコンチネンタル取引所)のバックトのような取引所に期待しているという。
ケリー氏は、ビットコインETFは「最も早くて2020年」とし「2020年のどこかで承認されることに自信がある」と述べた。
ビットコインETFは必要?
そもそもビットコインETFが必要かどうかについてケリー氏は「そう思う」と回答。ビットコインの購入手段が増えることを指摘した。
また、ビットコインETFを申請中のビットワイズは、機関投資家がすでに使っているソフトウェアや書類手続きプロセスなどと親和性が高いとし、ビットコインETFが「すぐに使える状態」であることを高く評価している。
一方、仮想通貨取引所バイナンスのジャオ・チャンポンCEO(通称CZ)は、6日、業界の成長に必要なのは、「起業家やリアルなプロジェクト」であり、ETFの有無はあまり関係ないという見方を示した。
— Binance (@binance) February 7, 2019
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