仮想通貨は以前と比べて、投機的な目的よりも実利用の目的の方が存在感を増してきています。

たとえば、ビットコインを利用した決済や送金サービスなどといったプロダクトの増加や、ベネズエラやトルコといったインフレが進む地域を中心に、実利用の需要が高まってきていることなどが挙げられます。

また、以上に挙げたようなサービスレベルどころの話ではなく、構造自体が従来のものとは全く異なる都市計画が持ち上がっているようです。この計画が実行されれば、仮想通貨との関係が一気に変化する可能性があります。

その都市計画とは一体何なのか、一つひとつ解説していきます。

現金利用禁止のブロックチェーン都市が誕生?

マレーシアの湾岸都市であるマラッカの835の地域において、興味深い計画が進行していると複数のメディアが報じています。

それは現金利用が禁止され、仮想通貨での決済のみが有効である都市計画が進行中とのことです。この建設計画にはBIやサイバーセキュリティ・サービスなどを提供しているDMI社が参加しているとともに、中国政府も支援を行っているようです。中国政府が支援者として関わっていることから、この開発計画について一部のメディアは、中国国内では仮想通貨の利用が禁止されているために、国外地域で仮想通貨利用関連の実験を試みているという見方をしているところもあるようです。

マレーシアのブロックチェーン都市となるエリアは「マラッカ海峡シティ」と命名され、この都市で使える仮想通貨はDMIコインとなる予定のようです。そのため、この都市に訪問した人は通貨をDMIコインへ両替する必要があり、そうすることでこの都市内の全ての公共サービスの利用と決済が行えるようになります。

ブロックチェーン都市計画はあらゆる地域で進行

先に述べたマレーシアのブロックチェーン都市はアジア初として打ち出したい考えもあるようで、ビジネスや教育の場として先駆けたいのはもちろん、観光都市としても台頭したいとしています。ブロックチェーン都市はあらゆる地域で建設計画が進行しています。

例えばラスベガスはカジノだけでなく、観光地を超えた新たなスマートシティになることを掲げ、ネバタ州でも砂漠地帯にブロックチェーン技術を利用した大規模なスマートシティ建設計画を打ち出しています。

また、ドバイは未来を想像する都市として2020年までにブロックチェーン都市化の完了を目指すなど、それぞれの国はそれぞれの目標を掲げてブロックチェーン都市化に乗り出しています。

そして、実は国内でもブロックチェーン都市計画が持ち上がっていることをご存知でしょうか?

国内におけるブロックチェーン都市計画

国内でのブロックチェーン都市計画は、石川県加賀市での建設計画が持ち上がっており、経済圏を新たに創出することと、電子行政の推進、その他に教育や雇用の創出などが目的とされていますこの計画を進めるきっかけは、加賀市の人口の減少や、それに伴った地域産業の低迷などといった地方の過疎化が挙げられます。

現在日本では高齢社会に伴って若年層が減ることで、生産年齢人口が減少傾向にありますが、それに加えて人口の東京一極集中などといった理由による地方の過疎化が深刻な問題となっています。

現在は1700近くの自治体が存在していますが、2040年にはその半数以上の900近くの自治体がなくなる可能性があるといわれています。多くの自治体がこのような危機にある中で、加賀市はブロックチェーン都市化による地方創生に取り組むことで、自治体としての生き残りにかけているといえます。

今後は同様の理由で、日本国内の各地でブロックチェーン都市計画が持ち上がる可能性があります。

仮想通貨の変化に伴うマイニングの変化

仮想通貨は登場してからしばらくは投資対象としての側面が色濃い印象でしたが、最近では先にも述べた通り、実生活に密着した仮想通貨へと着実に変化していっています。仮想通貨のこの変化は、マイニングにも変化を与えると考えられます。

ブロックチェーン技術は私達の生活に密着したものとしてさらに進化していくことが予想されますし、それに伴って仮想通貨のセキュリティ強化や取引方法の変化など、仮想通貨関連の技術発展が著しくなる可能性があります。

以上のことがこれからのマイニングにどのような影響を与えるかは、はっきりしたことはまだ分かりません。しかし、仮想通貨の変化に伴ってマイニング環境がどのように変化してもいち早く対応できるように、マイナーは各企業や世界の動向なども含めて、あらゆる情報収集を抜かりなく行う必要があります。

仮想通貨の世界は非常に変化に富んでいて流れが早く、ついていくのも一苦労だと思います。しかし、そのような状況の中でも多くのことに興味を持って積極的に情報収集をし、仲間同士で共有し合ったり新しい情報があれば教え合うなど、決して楽ではないけれど、多くの情報に触れることで自身の知識や見識が広がることを楽しめている人がいるのも確かです。

仮想通貨の変化を乗りこなしてマイニングを続けるには、多くの変化を受け入れる柔軟性と、それを楽しむことができる気軽さがあった方がいいのかもしれません。

 

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