先週に引き続き上昇を続けるビットコイン。

1時間足以下の時間足は完全に上昇トレンドに転換。4時間足も200日移動平均線を上抜けし、中期的な上昇トレンドへの転換となっています。

一気に急騰するのではなく、押し目をつくりながらきれいに上昇を続けているため、簡単に折れて急落しにくいような相場環境になっていると思われます。また時折ショートカバーを巻き込みながら上昇しているため、買いポジションが偏っていない模様。これらはさらなる上昇材料になる事も考えられます。

しかし、強いレジスタンスラインもまだ残っているため、150万円を超えてくるような本格的な上昇トレンドになっているかどうか確証が持てません。

では、今回の上昇の要因と今後の展開を考察していきます。

次回FOMCでの利下げを織り込み

ドル円が105円台まで下落し、市場はさらなる利下げの織り込みに向かった。FedWatchを見ると、昨日の時点で、次回のFOMCで0.25ポイントの利下げが96%も織り込まれているようです。

出所:FedWatch

市場は少し先走りすぎではないかとも思えますが、この利下げの織り込みによってビットコインに資金が流れているという声が多く聞かれます。前回の利下げが行われる前にもビットコインとゴールドは急上昇していたので、利下げは仮想通貨にとって好材料の一つとして捉えても良さそうです。

4時間足チャート

4時間足において最大の焦点になっているのが、青色の下降チャネルになります。

◇ビットコイン(BTC/JPY)4時間足チャート

全ての下降チャネルを上抜け、現在直近で見られる高値切り下げラインは、ここだけになりました。チャートを見てもかなり意識されているポイントなので一度では抜けられないように思いますが、ここを抜けると5、6月のような強いトレンドが発生することが期待されます。

 

また、意識されていた日足の一目均衡表の雲の中にも侵入し、あとは明確に上抜けられるかどうかといったところも注目しています。

出所:GMOコイン

対ドルチャートについて

ビットフィネックスのビットコイン(BTC/USD)の買いポジションのチャートを見てみましょう。

テザーの発行によりビットコインの価格が上昇する時には、主にUSDT建てで買われることになります。そのポジションを見てみると、前回積まれていった4000BTCのレベルでは価格が天井を打っています。

そして、8月に入りビットフィネックスの裁判が延期になったタイミングから、USDT建ての買いポジションが積まれ続けています。昨日も対ドルで300ドルほど値を落とした時にも、対USDTの買いポジションは増え続けており、その後はビットコインも上昇に転じました。

そのため、ビットコインの反転のタイミングはこのポジション状況で計れるのではないかと考えています。

つまり、このチャートで大陰線が出る(USDT建ロングの利益確定売り)までは、買い目線で良いのではないかと考えています。

 

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※本記事の意見や予測は、筆者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨を行うものではありません。
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