8月29日の午前3時ごろ、仮想通貨市場が急落しました。

◇ビットコイン(BTC/JPY)15分足チャート

コインデスクなどの主要ニュースサイトを見ても目立った材料はなく、FXcoinの松田康生氏は、CMEの期日や1万ドルのストライクなどテクニカル要因ではないかといいます。

相場は午後になってから一段安となり、節目となる100万円を割り込む展開となりました。

これからビットコインはどうなるのでしょうか?

昨日行ったツイッターアンケートを見てみましょう。

やはり、急落を受けて弱気となっているようです。

これまで何度も100万円で反発してきましたが、ついに90万円の世界が見えてくるのでしょうか?

過去に個人投資家取材で答えていただいた3人に今後の売買戦略を聞いてみました。

売買戦略

今回意見をいただいたのは、専業投資家歴10年のTさん(神奈川県、40代)と投資歴13年のふみさん(東京都、40代)、実業家の金ちゃん(東京都、30代)です。

専業投資家Tさん

Tさんの投資スタンスはインデックス投資に近いスタイル。資産の7割はインデックス運用でメインは米国株、ビットコイン、REITに分散投資を行い日本株へ少し投資しています。

仮想通貨に関しては、短期売買はアービトラージを中心に行い、基本的にはバイ&ホールドでインデックス(BTCの価格)に連動すればOKというスタンス。

2019年はビットコインが40万円割れから買いで参入し、45万円突破で追撃買いを行い大きな上昇の波を取るという優れたトレードを行っています。

そんなTさんの9月の仮想通貨の見通しは、株式市場と連動して調整局面が継続すると予想。アルトコインの低迷や、ビットコインの出来高の低下を考慮すると強気にはなれないといいます。

焦点は米中貿易問題で、これが一時休戦になるとビットコインも大きく反発すると予想。

株式市場では、トランプ砲が発射されると株価が下落し、米中対立が一時休戦し株価上昇。すると再びトランプ砲により株価下落するという流れを繰り返しており、次に休戦する時期がいつになるか注目。

今までのパターンだと株価が下落すれば9月中旬から下旬にかけて一時休戦があると想定でき、一時休戦の局面では買っても良いのではと見ているそうです。

また、BTC90万円割れがあればさすがに拾っていくそうですが、株式市場の大幅な上昇など外部環境が大きく改善しない限りは基本的に見送る方針だといいます。

投資歴13年のFさん

Fさんは過去に何度もみんなの仮想通貨にコメントを出してくれた方です。筆者の3年来の付き合いとなりますが、飛びぬけたトレード技術を持つテクニカルトレーダーです。

気が付けばユーチューバーになり、金ちゃんと仮想通貨のトレード番組を始めていました。

>>フミ金トレードガチバトル

今回の急落の瞬間はリアルタイムで見ており、まるで米国雇用統計が発表され、クロス円が全て急落するように仮想通貨市場はダメージを受けたのではないかと感じているといいます。

そのため、主要アルトコインは見送りダメージを受けていない草コインへ投資を検討。

c0banからハードフォークしたREXに、Fantom(FTM)、Synthetix(SNX)、TTC(TTC)、Quant(QNT)などの値動きに注目し、主要通貨に釣られずに上がってくれば買っていくそうです。

◇Fantomの1カ月チャート

出所:CMC

実業家の金ちゃん

ビットコインは日足チャートを見ると、なんとか耐えているようにも見受けられますが、100万円を完全に割り込むとかなり厳しくなると予想。

◇ビットコイン(BTC/JPY)日足チャート

多くのレバレッジロングポジションの強制ロスカットが発生し、一気に80万円まで下落してもおかしくない相場だと見ているといいます。

売買戦略としては、動いた方に素直に順張り。逆張りはしないように心がけてはいるものの、方向性としては上目線だそうです。

まとめ

1カ月前と違い、個人投資家は仮想通貨に慎重なスタンスとなっています。

3人以外にもヒアリングを行いましたが、積極的に買いたくはないというスタンスでした。

とはいえ、9月はバックト(Bakkt)のビットコイン先物が開始され、レジャーXのビットコイン先物やフィデリティのカストディサービスが承認されるのではという噂もあります。

Tさんのコメントにあったように昨日まで出来高が減少する一方でしたので、今回の急落をきっかけに、まずは市場の活性化につながると良いですね。

 

【スポンサードリンク】フミ金トレードガチバトル

【PR】ディーカレットのレバレッジ取引がアツい!

レバレッジ取引のスプレッドが業界最狭レベル!
国内で資本金最大の交換業者。仮想通貨の少額取引に加え、レバレッジ取引ではビットコインのスプレッドを400円という取引コスト!

※本記事の意見や予測は、筆者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨を行うものではありません。
投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。