香港の混乱は収まるところをしらず、民主化リーダーが一時警察に拘束される事態にもなりました。混乱が続く中で香港ドルは売られ1ドル=7.85香港ドルに達しています。

香港ドルはドルペッグ制をとっていて1ドル=7.75~7.85香港ドルで推移するように管理されています。為替の変動を抑えることがドルペック制の目的ですが、許容範囲の上限、下限に近づくとHKMA(香港通貨管理局)が介入をして変動を押さえます。

7月に1ドル=7.78香港ドルでしたが、8月に入ると上限の1ドル=7.85香港ドルに近づいています。

また香港ではビットコインの購入に4%ほどのプレミアムがついているとののことです。資本逃避とまでは言いませんが、香港ドルから他の法定通貨やビットコインにシフトしている傾向はあるようです。

香港は他国との資本の取引は自由なので、ビットコインを購入しなくても、ドルや円に買えて送金することも可能です。アルゼンチンや、ベネズエラのように国家財政や、国家が破綻しつつある国ではビットコインなどの購入が選ばれますが、香港ではまだそれほど金融的には逼迫した状況ではないと思われます。

ビットコインの下落トレンドは続く

しかし、ビットコイン自体は下落トレンドが続いています。

チャートはビットコインの1時間足と一目均衡表です。

29日にサポートされていた104万円を下抜けして、99万526円まで下落しました。7月17日の安値98万1,000円がサポートされ、103万1,000円まで反発しています。

時間足のチャートを見ると104万円付近に一目均衡表の雲の上限が位置しており、下落前のサポートも104万円付近だったことを考えると、このレベルが短期的なレジスタンスとなっています。

一目均衡表の基準線、転換線が101万7,000円付近に位置し、そのレベルを下回っています。

104万円を上抜けできれば、再び104~111万円のレンジに回帰すると思われます。しかし104万円を上抜け出来ないと再び100万円割れを試しに行くと思われます。

98~99万円付近を下抜けした場合は、95万3,000円付近が週足一目均衡表の基準線、92万5,000円付近(2018年12月の安値35万円~5月26日の高値149万5,000円のフィボナッチ・リトレースメントの50%戻し)への下落と思われます。

 

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