昨晩ビットコインはサポートされていた100万円付近を下抜けして、一時86万円付近まで下落しました。下落の原因はさまざま予想されますが、これといった原因がありません。
ビットコインハッシュレートが急落したことや、100万円を割れたところでロングの損切りが大量にでて下落が加速したなどさまざまな憶測がでています。
実は昨晩は23時に発表された米国のコンファレンスボードの米消費者信頼感指数が125.1となり、予想の133.5を下回り9ヶ月ぶりの大幅な低下となりました。この数字を受けてドル円、クロス円は下落を始めてリスク回避の流れとなりました。結局ダウも142ドルの下落となり数字をうけてリスク回避の流れとなりました。
それ以外でもトランプ大統領の国連での演説で中国、イランに対して激しい姿勢で臨み、米中通商協議の合意期待の後退や中東の地政学的リスクの上昇、トランプ大統領への弾劾の準備を民主党が開始したことなどもドル売り円買い、株安の材料になりました。
通常このような場面であればリスク回避の時にゴールドが買われるように、ビットコインに資金が向かう場面もありましたが、昨日はドル円、クロス円と同じような動きをしました。
昨晩のゴールドは上昇して、資金の逃避先になりましたが、ビットコインは逃避先とはなりませんでした。
6月に100万円を上抜けした後は、7月17日に安値98万円がサポートされ98~130万円のレンジで推移していました。
8月以降112万円付近がレジスタンスになり徐々に上値が重くなっており、反発は弱くなっていましたが、昨日は100万円割れで一気に損切りがでたようです。
30万円台の安値から150万円のレンジの半値戻しが92万円付近で、現状はその近辺で推移しています。
5月30日の高値99万円からの押し目が80万円付近、61.8%戻しが79万円付近となっています。
79~80万円のサポートが維持できるかどうかが短期的には重要です。ここが維持できれば80~100万円のレンジが想定されます。
RSIは22.9%付近に低下しており、短期低にはオーバーシュートの状態かもしれません。
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※本記事の意見や予測は、筆者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨を行うものではありません。
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