三角保ち合いを形成していたビットコインは、保ち合いを下にブレイクした後に大きな動きを見せました。ラインをブレイクしたタイミングでビットメックス(BitMEX)の大口による大量の成行売りが入り、それに伴うロングポジションの大量ロスカット連鎖により、83万円の水平ラインを下にブレイクしました。
個人的にはこのラインを下抜けるのはもう少し先になるかと思っていたため買いポジションを保有しており、損失を出してしまう展開となりました。
週末はどういった値動きとなるのか、相場予想と売買戦略を考えていきます。
ビットコインチャート分析
今週は大きく動いたため、全体の流れを確認していきましょう。
日足レベルでは、下降トレンドラインに沿って高値の切り下げが進んでいます。このラインを上にブレイクしない限り、上を目指していくことはできません。
基本的に、しばらくの間は下落方向での売買戦略を取っていきます。
◇ビットコイン(BTC/JPY)日足チャート
4時間足レベルでは、サポートになっていた上昇トレンドラインを下抜け、83万円半ばの水平ラインも下抜けています。
この4時間足チャートで注目したいのは、水平ラインと20EMA(指数平滑移動平均線)になります。割り込んだタイミングでこのラインがサポートラインからレジスタンスに切り替わったところですが、ここがどれだけ機能するのか確認したいところです。
◇ビットコイン(BTC/JPY)4時間足チャート
この20EMAと水平ラインのレジスタンス&サポート転換が重なるゾーンはかなり固いポイントだと考えているため、反発があればラインを背に売りを狙っていく予定です。
1時間足チャート分析
1時間レベルでは奇麗な三角保ちあいを形成しています。こちらも20EMAに抑えられるような形になっていて、82万円より上には含み損のロングがかなり溜まっていると思われます。そのため、簡単に上昇していくことは難しいでしょう。
やはり買いは控え、丁寧な戻り売りをメインにトレードしたいところです。
◇ビットコイン(BTC/JPY)1時間足チャート
このまま下降トレンドが継続していくならば、保ち合いを下にブレイクし、週末は大きな相場となる可能性が高いでしょう。
SNSを見ると、今回の急落では多くの人が損失を抱えてしまったようですので、退場しないためにもリスク管理を徹底したトレードをしていきたいですね。
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※本記事の意見や予測は、筆者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨を行うものではありません。
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