前回(ビットコイン底打ちの兆し!90万円台へ回帰か)、ビットコインは1カ月以上続いた下降トレンドが終わりとなるか?と書きました。

その後、大きめの反発を見せたものの、またもや下落してしまう展開となっています。

日足レベルでは何度も反発を見せているチャネルの下限ラインで、オシレーターのダイバージェンスを発生させながら推移しています。

◇ビットコイン(BTC/JPY)日足チャート

現状、ここ2週間で下落が止まる位置(75~78万円)で推移しているため、いつ大きなショートカバーが発生してもおかしくはない状況です。そのため、売買戦略としては短期トレンドの足並みが揃うのを待ち、買いを狙っていきたいと思います。

日足レベルで明確に下降チャネルを割り込むまでは売っても大きな値幅が狙えないため、様子見をしながらここぞという場所でポジションを持ちたいところです。

マイナーの損益分岐点が75万円前後ということを考えると、この位置では基本的には買いを狙うのが定石でしょう。先週はこつこつと現物で買いを行っていましたが、もう少し上昇の兆しが見え始めるまで様子見。取引しても短期売買に徹したいと思います。

4時間足チャート分析

11月28日、ビットコインは4時間足レベルでの逆三尊を形成し、ネックラインを突破しました。80万円は上昇チャネルとネックラインのレジサポ転換が重なる点だったので多くの投資家が買いを狙っていたポイントだと思われますが、SQを通過すると売りが優勢となり往って来いとなりました。

高値と安値を切り下げながら下落しているため、4時間足レベルでは下降トレンドであると言えるでしょう。

短期トレードとしてショートを狙うならば、レジスタンスとなったと思われる80万円付近まで戻れば、様子を見ながら売り。反落が続けば利益確定のターゲットは25日の安値付近である72万円辺りまで狙えるのではないでしょうか。

ダブルボトム風のチャートが形成される可能性が高いと思われるため、場合によってはそこから買いを狙っていきたいと思います。

1時間足チャート分析

短い時間軸では、2万円幅の下降チャネルを見てトレードしています。

下降チャネルの上限(80万円)までじっくりと引き付けてから、売りを狙います。

再び80万円を目指すにしても、まずはこのチャネルを上抜けてからでなければ買い転換しないと考えているため、そこまで買いは狙いません。

もし上抜けた場合は、強いショートカバーが入ったり、上位トレンドに波及していくように断続的に買いが入るのであれば長めに保持できると思います。しかし、ジワジワとした弱い上げだったり、上髭をつくるような値動きとなった場合は直ぐに利益確定しておいたほうが無難ではないでしょうか。

80万円付近では悩ましい値動きとなっていますが、次のトライの際には良いトレード機会となりそうです。