SQとは
株式市場と同様に、ビットコインにも毎月決まったSQがあります。
SQとは特別清算指数(Special Quotation)といって指数先物取引、またはオプション取引などを最終的な決済期日で決済するための価格であり、それが向かえる日のことを指します。
ビットコインの先物取引では、シカゴのCME先物が一番有名といえます。
1日の出来高は11月27日で1万を越えるほど(取引単位が5BTCなので、5万BTC)もあり、平均してLiquidと同じ規模の取引量となります。
このSQの日となるのは、毎月の最終の金曜日、UTC時間午後4時00分(日本時間午前1時)となっています。
※その日が英米両国の営業日ではない場合、その前日の英米両国の営業日。
SQの日の価格動向
一般的にSQに向けて相場は乱高下しやすくなります。しかし、SQ通過するとポジションが清算されるため、値動きが軽くなります。
例えば、SQに向けて相場が下落した時は、SQを通過するとそれまでに売っていたポジションが清算され相場が反転する、といったことはよくあります。
SQの日は、相場の転換点となる場合が多い、といえるでしょう。
過去の値動きから探るSQの日のビットコインの値動き
では、ここで4月以降のSQ日のビットコインの値動きを見てみましょう。
◇シカゴのCME先物のSQの日のビットコインの値動き
日付 | 始値 | 終値 | 勝敗 |
---|---|---|---|
10月25日 | 80万5000円 | 95万円 | 勝ち |
9月27日 | 87万円 | 88万5000円 | 勝ち |
8月30日 | 101万円 | 101万円 | 引き分け(高値は103万円) |
7月26日 | 107万5000円 | 107万円 | 引き分け |
6月28日 | 122万円 | 133万円 | 勝ち |
5月31日 | 90万5000円 | 92万5000円 | 勝ち |
4月26日 | 57万5000円 | 59万円 | 勝ち |
※5000円刻み、価格差が5000円以内は引き分け
これを見ると、SQの日の始値でビットコインを買えば、勝率は71%。獲得値幅は30万5000円となります。
4~6月は上昇相場だったということもありますが、以降も安定したパフォーマンスをみせています。
オプションに関しては、FX coinのSFさんがオプション講座を書かれているので参考にしてみて下さい。