新型コロナウイルスは発症が報告されてから瞬く間に感染が広がっていき、今や世界中で爆発的に広がるパンデミックに陥ったことで人々は不要不急の外出の自粛を余儀なくされ、それに伴って経済活動が委縮して冷え込んでいく危機が各国で見られます。

世界中で人々の健康だけでなく経済にも打撃を与えている新型コロナは暗号資業界にも影響を与えており、ビットコインをはじめとする暗号資産の価値の下落を招く要因になっています。

まだまだ先が見えない新型コロナウイルス騒動の中で、暗号資産の価値は今後どのように推移していくのか考察します。

新型コロナウイルスのパンデミックでビットコインが暴落

WHO(世界保健機関)が新型コロナウイルスのパンデミックを宣言したことを皮切りに、ビットコインは過去に例がないほどの高いボラティリティを見せて大暴落を起こしました。3月13日午前中に一時的とはいえまさかの40万円台まで暴落し、一時的に60万円台まで回復したもののその後再び50万円台まで下落し、4月1日は67万円あたりまで回復しています。しかし、100万円台をキープしていた頃には遠く及ばず、未だ予断を許さない状態です。

ビットコインの大暴落は他の主要な暗号資産にも影響を与えており、イーサリアムは一時1万円を割り、前日比を確認すると30%から40%もの下落幅となっています。また、リップルは12円台という2017年以来となる安値を記録し、ビットコインキャッシュは前日比40%近い下落幅で一時は15,000円を割るという記録を出しました。

いずれもビットコインと連動するかたちで異常事態といえるほどの大きな下落幅を見せた後は一時的に回復し、前日比30%下落で推移してからはなかなか厳しい状態が続いています。

ビットコインが暴落するも長期保有者は冷静

ビットコインを筆頭に暗号資産の大暴落は多くの暗号資産保有者に少なからず動揺を与えており、これ以上の下落を恐れて損切りをするかたちで暗号資産を手放した人もいらっしゃいます。しかし、思いのほか暗号資産の長期保有者は冷静でいるようで、ビットコインの価格は新型コロナウイルスのパンデミック宣言を受けてから40%近くの下落を記録しましたが、1年以上といった長期間で保有している方の数にそこまで大幅な減少はみられないようです。

ブロックチェーン情報企業のIntoTheBlockが調査したデータによると、3月16日時点でビットコインを1年以上保有している方のアドレスは、1,821万もの数であったようです。ただしアドレスは1人1つとは限らないので、この数を鵜呑みにすることはできませんが、それでもビットコインの長期保有者の数は非常に多いことが分かります。

なぜこれほどまでの人数がビットコインをいまだに保有しているかというと、将来的にビットコインが金融システムにとって重要な存在になることを信じている傾向があると考えられるからです。投機目的の方からすれば今回のビットコインの暴落はただの損失でしかないかもしれませんが、長期的な視点を持ってビットコインなどの暗号資産の保有している方は暗号資産に通貨や資産としての価値を見出している可能性が高く、そのために価格のボラティリティにあまり影響されないと推測できます。

また、彼らは暗号資産に対して資産としての価値を見出しているわけですから、長期保有者の中には安価になっているビットコインを買い増す方もいらっしゃるかもしれません。

ビットコインの今後の価格推移

ビットコインは有事の時の資産の逃げ場所となるなど、資産としての地位を確立しつつあることから、長期保有者が暗号資産の将来性に期待することや安値時にビットコインを買い増す動きがあることも頷けます。

しかし、新型コロナウイルスが世界中で爆発的な広がりを見せてからは、ビットコインは安全な資産の逃避先としては十分に機能しておらず、むしろ株式市場と連動するかたちで暴落する動きを見せました。このことから、ビットコインなどの暗号資産の価値や価格は未だに不透明ではありますが、2020年5月頃に控えている半減期後に、ビットコインの価格が上昇することを期待する声があります。

マイニングファームを運営しているZionodesのCEOであるオルガ・コチマー氏も、ビットコインはまだ底値を見つけていない可能性はあるが、半減期による供給量の減少はビットコインの価格を押し上げる見込みがあると述べています。

新型コロナは前例のない感染症で世界中が手探りで対策を講じているため、暗号資産においても今まで通りのセオリーが通用しない可能性があると考えられますが、それでも今までに見られた価格変動の傾向が全く適用されなくなるわけではないため、半減期に期待する暗号資産保有者は多数いるのでしょう。

また、ビットコインの底値はいまだ見えませんがこの時期に手放しても損をするだけであることを考えると、資産としての地位は着実に形成されていることもあるので、その地位がさらに定着して安定してくることと底値を打って上向いてくることを待つ方が建設的であるとも考えられます。

 

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