Zaifトークンが先週から仮想通貨投資家の注目を集めています。
※この場合のトークンとは、仮想通貨と交換できる代用通貨のこと。
ここ数ヶ月は0.1円程度で推移しており、テックビューロが日本の資金調達サービスであるCOMSAを発表した後も、大きな変動はありませんでした。
しかし、先週から多くの投資家が参入しジワジワと価格が上昇。
0.6まで上昇した後は半値押しの調整となり、その後は順調に高値を更新し27日（日）の早朝に狂騰0.9円から2.5円付近までわずか3時間で300％近い上昇劇を演じました。
出所：Zaif Exchange
ここから、仮想通貨投資家の間には「COMSAとの連携サービスが発表されるに違いない」との思惑が広がり、価格は1.5～2.0円で推移していました。
筆者のまわりの投資家もZaifトークンは0.3～0.5付近で買ってる人が多く、この時点で投資資金が5倍以上になった人がかなりいました。
27日は投資家仲間と渋谷で仮想通貨勉強会をしており、Zaifトークンの時価総額180憶円もあることから、瞬間風速的に時価総額が1000億円、何か間違うと1兆円を付けてもおかしくないのでは？という話にもなりました。
Zaifトークンの発行数は約90億枚ありますので、時価総額1000億円となると価格は約11.1円。
ここまで上昇すると、LiskやZcashを越えることになります。
しかし、現状の上方向の板を考えると無くもないんじゃないか。。という話をしながら勉強会を終え、飲み会へと進みました。
Zaif公式Twitterアカウントが驚きの発表
飲み会の解散直前に、どうやらZaifにアクセスが集中し過ぎてログインができないとなり、Twitterを検索。
すると、Zaifの公式Twitterからの発表が原因だと分かりました。
内容は、なんと『ZAIFトークンとCOMSAプロジェクトは、今のところまだ連携などの予定はない。』とのこと。
なぜ、このような内容をわざわざTwitterで呟いたのか理解できないところではありますが、取引所にアクセスが殺到しサーバーがダウン。
復旧後には価格はあっという間に暴落し、0.3円を叩きました。
しかし、直後にテックビューロの社長である朝山氏が臨時チャットで1時間直接質問に答えるというスピード対応。
その日のうちに、『ZaifトークンのCOMSAと連動するキャンペーンを模索する』ということを発表し一旦、事態は収束に動きました。
28日（月）には、8月29日(火)には、午前10時から午後2時までに正式な発表を行うことを発表。
価格は1.0をはさんで推移するまでに回復しました。
ついにCOMSAとのキャンペーンが発表
向かえた8月29日の11時30分。
予告通りにZaifトークンのキャンペーンに関する内容が発表。
- 1. Zaif口座からの振り替えでCOMSAのトークンセールに払込が可能に
- 2. ZAIFトークンでCMSトークンの購入が可能に
- 3. ZAIFトークン建てのCMSトークン購入者にボーナスを付与
- 4. ZAIFトークンの取引高ランキングを開催
- 5. ZAIFトークン保有量ランキングを開催
- 6. ZaicaでGoキャンペーンを開催
注目したいのは、③でトークンセール初日の2017年10月2日から4日までの3日間に限定して、上記2のZAIFトークン建てによる振り替えで合計3,000CMS以上を購入したユーザー全員に、2％分のCMSトークンをボーナスとして付与。されるというもの。
こうなると、ZaifトークンでCMSに参加すると２％お得になる為、COMSA参加者はZaifトークンを買うという需要が発生します。
アクセス殺到により、再びZaif Exchangeのサーバーはダウンしたものの、今後は価格が上昇。1.0円から1.8円まで急騰し、ちょうど半値押しとなる1.4円前後で安定することとなりました。
Zaifトークンの大量保有者である専業投資家のI氏に売却したかどうかを聞いたところ、「第二弾、第三弾のIRがあると思うので、保有している。 」とのこと。
筆者は1度も売買を行っていないものの、はっきりとした方向性と日程が見えてきましたので、少額なら買ってみても良いかなと思っているところです。
ちなみに、COMSAの事前登録は本日時点で 68829人となっており、サービスが開始される10月2日までに10万人に迫る勢いとなっています。
出所：COMSA
今回の騒動はZaif公式Twitterの中の人の投資家心理の無知からくるもののような気がしますが、この騒動をたった2日で収束させた朝山社長の行動力は投資家からとても評価されているのではないでしょうか。
結果的に価格は10倍以上になっているZaifトークン。
今後の行方も気になるところですね！
