まずは添付のチャートをご覧ください。こちらは、主要指数(NYダウ、ナスダック、日経平均、ゴールド、WIT原油、ビットコイン)の年初からの上昇率を比較したチャートです。
出所:Trading View
このなかで118.28%と圧倒的なパフォーマンスを発揮しているのが、ビットコインになります。
仮想通貨投資信託ファンドであるグレイスケールの運用資産額はまもなく100億ドルに到達する見込みです。グレイスケールの運用するビットコイン投資信託(GBTC)は、ビットコインを投資対象とする投資信託であり、その市場価格をベンチマークとしています。
▼GBTCのチャート
期間:2020年1月2日~
夏以降は、常にプレミアムが発生している状況です。今のペースで投資家からの資金流入が続く限りは、この状態が維持され上昇トレンドは継続するということではないでしょうか。
まさに高値が高値を呼ぶ展開になっており、この動きは年末までは続くのだと考えています。
プレミアムがビットコイン価格と大幅に乖離した時がまさにバブルです。2017年12月には、日本と韓国でのビットコインが大幅に高い状態にありました。ドル建てと日本円建ての間で10%程度の乖離があったほどです。
ある交換業者の口座開設数は従来のペースの2倍から3倍程度に伸びているようですが、本当のピークが来た際にはもっと激しい数字になるでしょう。
相場が天井を付けるのは、そういう時ではないでしょうか。
ドル安=ビットコイン高
目立ったファンダメンタルズの変化はありませんが、バイデン政権が確定すれば、ドル安が進むとされています。中国へのこれまでの対抗策も緩和されるでしょうから、弱いドルの印象がより強くなってくるかもしれません。
大統領選挙の決着は今月中に終わるかどうかもわかりませんが、インフレヘッジ先として注目を集めているビットコインには追い風にしか思えません。
またECB(欧州中央銀行)による大規模緩和も予想されています。これも間違いなくビットコインにはポジティブでしょう。
ビットコインは乱高下を繰り返しながらも着実に上昇しており、まだまだ堅調な上昇相場が続きそうです。