出所:microstrategy.com
今週の仮想通貨相場はおおむね堅調に推移。
2月8日よりシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)でイーサリアム先物取引が開始される予定とあってか、イーサリアムが対ドルで史上最高値を再び更新しました。
ビットコインも370万円台から一時400万円に上昇。
英Ruffer Investmentが12月に購入したビットコインの半分を利益確定したとあって、ビットコインは軟化していたものの、VISAが銀行向けにビットコイン取引ソリューションを提供すると発表し反転。さらに、マイクロストラテジー社が開催したビットコインのカンファレンスが大盛況だったことが好感されて上げ幅を拡大しました。
英Ruffer Investmentによる利益確定
運用資産3兆円規模を誇るRuffer Investmentが12月半ばに630億円程度(45万BTC)のビットコインを購入したと発表しました。1度に購入した金額としては、マイクロストラテジー社やマスミューチュアル生命を超える規模でしたが、わずか1か月半で利益確定。約787億円(7.5億円)もの利益となったようです。
これをみて、他の機関投資家も利益確定に動くのか、注意しておく必要があります。
マイクロストラテジー社のビットコインイベント
7万784BTC(約2800億円)ものビットコインを保有するマイクロストラテジー社が、2月3日と4日の2日間にわたるビットコインのカンファレンスを開催しました。
そのテーマは「企業のためのビットコイン」。一言でいうと、今後ビットコインの購入を検討する企業に向けての説明会です。
カンファレンス内容
- ビットコインを保有する場合に企業が直面するであろう実務面での課題を、ファイナンス、法律、会計及び税金などのテーマ別に解説
- バイナンスやコインベースなどの交換業者のほか、グレースケールやフィデリティ傘下のデジタルアセット部門などがプレゼンテーションを行う
これにどれだけの企業が集まるかで、今後、企業がビットコインを購入するかどうかの期待値が図られることになります。
その結果は、驚くべきことに1400社以上がエントリーしたようです。これは想像をはるかに超える規模と言えるでしょう。今後、数カ月間でどのような企業、どれだけの規模でビットコインを購入するのか次第で相場状況は大きく変わってきそうです。