グレイスケールの売買動向を確認たところ、とても興味深いことが分かりました。

1月31日から2月6日までのグレイスケールの仮想通貨の購入は次の通りです。

ビットコイン:665BTC 400万円換算すると約26億円
イーサリアム:10万4990ETH 17万円換算すると約178億円
ライトコイン:5万3703LTC 1万6000円換算すると約8億6000万

参考:https://www.bybt.com/ja/Grayscale

驚くべきことに、ビットコインよりもイーサリアムの方が購入量が圧倒的に多くなっています。

これは今日からCMEのイーサリアム先物取引が開始されることから、その期待感で売買が活発になったという理由も大きいでしょう。

しかし、筆者が知る限り購入金額が逆転するのは初めてです。

ちなみに、コインマーケットキャップで確認すると、過去1週間の売買代金は次の通り。

ビットコイン:約43兆円
イーサリアム:33兆7000億円
ライトコイン:11兆円

これまでであれば、イーサリアムの売買代金はビットコインの半額程度でしたが、こちらも大きく伸びています。しかしながら、ビットコインの方が金額は大きくなっています。

ちなみに、イーロン・マスク氏のツイートによって急騰したドージコインの1週間の売買代金は11兆円を記録するなど、異常値となっています。

この流れが継続すれば、イーサリアムは今後も順調に高値を更新しそうです。

ただし、2019年6月にビットコイン相場を大きく持ち上げた要因となった機関投資家向けの先物取引Bakktの例を思い返しましょう。サービス開始後に取引が小規模な交換業者レベルにしか盛り上がらずに、相場に水を差す結果となってしまいました。

そのため、今週のCEMイーサリアムの先物の出来高が先行きを占うのではないかと考えています。

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