週明けはアマゾンがビットコイン決済を導入するというリーク記事により盛り上がった仮想通貨(暗号資産)市場。

27日未明に、アマゾンから報道内容が事実と異なる旨の発表がありました。これを受け、一時447万円まで上昇していたビットコインは384万円まで60万円もの急落となりました。

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しかし、その後は押し目買い意欲が強く半日ほどで相場は反発。ビットコインを中心に、主要な仮想通貨の反発がしっかりしています。

今週は、大手交換業者のバイナンスとFTXがデリバティブ取引の最大レバレッジを20倍に引き下げると発表。さらに、昨日はバイナンスCEOのCZことジャオ・チャンポン氏が場合によっては退任する意向を示すなど、大きなニュースが立て続けに起こっています。

こういったニュースが続く中、相場の腰が折れていないことから、本格的な底打ちの様相を呈しているといえそうです。

450万円より上は空白地帯

相場の節目を、トレーディングビューの出来高プロファイルで見ておきましょう。価格情報はビットフライヤーとなっています。

▼ビットコイン日足チャート 

参考:TradingViewの出来高プロファイル

出来高取得期間:3月12日~7月28日

出来高が一番多くなっている価格帯は、直近の350万円~450万円となっています。

そこを抜ければ、575万円付近まで空白地帯となっています。5月12日から19日にかけて急落した価格帯のため、そのあたりで買いポジションは多く残ってないのでしょう。

5月と6月の戻り高値である450万円を突破することができれば、上値が軽くなり上げ足を早める展開となるのではないでしょうか。

450万円は一度には上抜けそうにないですが、7月26日に一度トライした後に、今日も再び接近しています。時間的なポジション調整を終えれば、上抜ける可能性が高いのではないでしょうか。

特に、過去1週間でBTCドミナンスは43%から48%に高まっており、ビットコインの強さが分かる状況となっています。

ビットコインの売買代金も4兆円を超えてきていますし、この相場が続けばもう一段の上昇が期待できるのではないでしょうか。