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暗号資産マーケットウォッチ・Weekly(10/16号)

筆者: 鳳ナオミ

~ビットコイン市場最高値更新を前に注意すべきこと~

暗号資産マーケットに関連する主要な出来事及び相場回顧、翌週の注目点をピックアップします。
(対象期間:前週金曜午後~金曜日午前)

<主な出来事、要人発言、事業会社発表など>

10月9日(土)~10月11日(月)

👉岸田首相、金融所得課税、当面触らず先送り 

👉米連邦準備理事会(FRB)、量的緩和縮小11月開始が視野(雇用統計)

👉米国証券取引委員会(SEC)委員長、ブロックファイ社(米暗号資産レンディング)申請のビットコイン(BTC)先物ETFが承認される可能性を示唆

👉米バイデン大統領、暗号資産監督に関する大統領令を検討

👉JPモルガン、「インフレヘッジとしてビットコイン(BTC)の魅力が増している」

10月12日(火)

👉暗号資産ファンド、前週の2倍以上の資金流入超、過去5カ月で最高。ビットコイン(BTC)ファンドが牽引

👉暗号資産取引所のバックト、グーグルと提携し、グーグルペイと連携

👉金融庁-金融安定理事会(FSB)、グローバル・ステーブルコイン報告書公表

👉金融庁、資金洗浄について160社集中検査、暗号資産交換業者も対象

10月13日(水)

👉JPモルガンCEO、「ビットコイン(BTC)は価値がない」

👉国際通貨基金(IMF)、暗号資産への監視強化を改めて表明

👉世界最大手の暗号資産取引所バイナンス、総額10億ドルのバイナンス・スマート・チェーン(BSC)ファンド設立を発表

👉暗号資産取引所大手コインベース、非代替性トークン(NFT)の展示、売買が可能な『コインベースNFT』発表

👉ベネズエラ最大の国際空港(シモン・ボリバル国際空港)、チケット他サービス支払いに、ビットコイン(BTC)受け入れ準備

10月14日(木)

👉ビットコイン(BTC)採掘世界シェア、米国が中国と入れ替わり首位

👉ゴールドマン社長、「インフレこそが最大のリスク」

👉テーパリングは11月半ばか12月半ば開始で一致(FOMC議事要旨)

👉調査会社CFRA、「ビットコイン(BTC)先物ETFは2022年まで遅れる可能性が高い」

👉ロシア、「暗号資産取引を禁止する計画はない」

10月15日(金)

👉米国証券取引委員会(SEC)、ビットコイン(BTC)先物のリスクについて警告

👉ビットコイン(BTC)、トルコリラ建で史上最高値更新

👉米アーク・インベストメント、ビットコイン(BTC)先物ETFを米SECに申請

👉米テスラ社、ビットコイン(BTC)保有で10億ドルの利益観測

👉G7(先進7か国)、中央銀行デジタル通貨(CBDC)に関する共通原則を確認

👉米モルガンスタンレーCEO「暗号資産は生き残る」

👉米ビットワイズ、BTC現物ETFの申請に再挑戦

👉MSCI、暗号資産のエクスポージャーがある上場企業の時価総額は約807兆円

👉米国証券取引委員会(SEC)、米国初のビットコインETF許可の準備完了観測

<解説及び着目点>

10月第二週の暗号資産売買マーケットは、早々にビットコイン(BTC)が高値保ち合いを上離れ、BTCドミナンス(時価総額占有率)の上昇が鮮明となりました。

アルトコイン(BTC以外の暗号資産)主力のイーサリアム(ETH)が高値を追うなど、一部BTCを追随する動きがありましたが、アルトコインへの波及は限定的となっています。

今回のBTC価格上昇を、株式と同じように簡易な要素分解(ファクター分析)すると、以下の様に考えています。

「期待インフレ率の上昇」+「BTC先物ETFの上場(承認)期待」+「ニューマネー流入」+α

それぞれのウエイトを計るのは困難ですが、第二週は第1項~第3項のウエイトが大きかったのではないかと考えています。

これは、米国の供給サイド要因(サプライチェーンリスク)によるインフレ懸念が高まる中、FRBによる期待インフレ率の上方修正(1年5.3%、3年4.2%)、金利政策転換(テーパリング)時期が11月にも開始される見通しから、インフレ動向が市場の関心事になっていることが挙げられますドル高原油高にも表れています。

元々インフレヘッジには株式が王道とされていますが、今や時価総額が2.4兆㌦にまで増加(内BTCは1.1兆㌦)した暗号資産が最も適しているという見方が少なくありません。
そこに一般投資家に対する流動性増加をもたらす証券市場への上場承認期待が大きく後押ししたと見られます。

JDR.株式会社で算出しているJDR.Index(ジェーディーアールインデックス)は暗号資産マーケット全体を観察する指標として便利で、同指標の10月2週のパフォーマンスは+11%の上昇となっています(チャート参照)。ビットコイン単独では+9.8%となっています。

JDR.が個別で格付け(レーティング)しているコインでは、パラチェーンオークションの日程を発表したポルカドット(ティッカー:DOT+21%)や、10億ドル規模のファンド設定を発表したバイナンスコイン(同BNB+9.3%)の上昇が目立ちました。


10月3週(10/16~)の注目ポイントを観たい方はこちら(BTC採掘難易度調整、テスラ社の決算発表など)からご覧いただけます。

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※本資料は、暗号資産の参考となる情報提供のみを目的としたものです。投資に関してはご自身の判断でなさいますようにお願い申し上げます。本資料は、筆者が各種メディア報道、事業会社アナウンス、要人発言などより抜粋し、作成しておりますが、その情報の正確性、完全性を保証するものではありません。
また、本資料に記載された意見や見通し等は、今後、予告なしに変更されることがあります。

鳳ナオミ

鳳ナオミ

大手証券アナリストとして10年以上経験後、リスクモデルを駆使する絶対収益追求型運用(プロップ)に従事、ボトムアップとトップダウンアプローチを得意とし年平均+15%以上のリターンを実現。その後オルタナティブ投資、ファンド組成、企業再生に取り組むなど多岐に渡る金融経験を持ち、現在はクリプトの世界に。日本初のデジタルマネー格付け及びインデックスを提供する「JDRpro.」の運用責任者も務める。

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