上値が重いビットコインに更なる悪材料？

再びレンジ取引に

昨日のBTC相場は下落後、もみ合い推移。未明から朝方にかけて、パウエルFRB議長によるテーパリング加速を支持する発言や米国初のオミクロン株感染者確認を嫌気し米株が軟調に推移すると、BTCも5万6000ドル（約630万円）台へと下落した。

しかし、前ツイッター社CEOのジャック・ドーシー氏率いるスクエア社が社名を「Block」へと変更。同社が暗号資産事業に注力する姿勢を示したこともあり、5万7000ドル（約645万円）台へと小反発した。

その後、米株安の流れを引き継ぎ日経平均が安寄り、また来年のFOMCで投票権を持つ米メスター・クリーブランド連銀総裁のテーパリング加速に前向きな意向がブルームバーグで報じられると、BTCは上値が重くなり、概ね5万6000ドル～5万7000ドル台でのレンジ取引となった。

海外時間に入り、米株が堅調に推移。さらにゴールドマンサックスがBTCを担保にしたローンを検討しているとCoindeskで報じられたことも支えとなり、BTCは再び5万7000ドル近辺までじりじりと上昇した。

ただ今朝方は、本日の米雇用統計発表を控え様子見ムードとなってか、同水準で伸び悩む展開となっている。 

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