ポイント

・4万6000ドルを挟んでのもみ合い
・ブレイナードFRB理事のタカ派コメントで若干リスクオフ
・市場は米インフレへの懸念を深めつつある様にみえる
・今晩のFOMC議事録を契機に200日移動平均線トライする可能性ある

昨日のBTC相場

昨日のBTC相場はもみ合い推移。先週末にトルコの仲介による停戦交渉進展が期待されたが、ロシア軍が撤退したキエフ近郊で非人道的行為があったとの非難の高まりから停戦ムードが後退、週明けの金融市場は株安・金上昇とリスクオフ気味に始まり、BTC市場も4万5000ドル台に下落した。

しかし、原油価格の上昇によるインフレ懸念が高まる中、昨日未明からBTCは4万6000ドル台に切り返していた。

日中は目立った材料がない中、もみ合い推移が続いたが、前日にTwitter社の筆頭株主になったイーロン・マスク氏が同社の取締役への任命が伝わると、同社の暗号資産ビジネスへの期待感もあり、BTCは4万7000ドルにワンタッチした。

しかし、その後失速すると、ハト派の代表格だったブレイナードFRB理事が5月から早いペースでバランスシート縮小を開始したいとコメントを受け、BTCは4万5000ドル台に下落した。

しかしMicrostrategyが2月15日から4月4日の間に4167BTCを追加購入したとの報もあり4万5000ドル台で下げ止まった。

米欧はロシアに対し6日も追加制裁適用するとし停戦ムードが後退する一方で、エネルギー供給で欧州を支援する方法を探すとしたホワイトハウスのコメントもあり原油価格が上げ渋る中、BTCも戻りの鈍い展開となっている。


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