ポイント
・3万1000ドル台に上昇
・10週連続陰線が回避され、買い安心感も
・一方、米株が買われると、米長期金利が上昇、米株が失速するなど、すっきりしない展開
・ヘイズ氏の「5月大底説」の真偽を確かめに上値トライが予想されるが、まだ時期尚早か
昨日のBTC相場
昨日のBTC相場は上昇。未明に3万ドル(約395万円)台に乗せると、朝方3万1000ドル台まで上昇、その後は高値圏でのもみ合いが続いている。
金曜日の米雇用統計は若干強い内容だったが、金融引締め加速を懸念して米株が下落、BTCは3万ドルを割ったが、その後、週末はじりじりと値を戻す展開となった。
週足が過去最悪の9週連続陰線となっており、今回はどうなるか注目された。しかし、ロンドン標準時で週足がクローズする日本時間の午前9時に陽線になったことが確認されると買い安心感が広がり、安寄りしていた日本株の切り返しもあり、軽いショートカバーを巻き込みながらBTCは3万1000ドル台まで上昇した。
その後は、3万1000ドル半ばにある先週に形成したヘッドアンドショルダーのネックラインに上値を抑えられていたが、週明けの米株が高寄りすると、BTCは3万1000ドル後半に値を伸ばした。
しかし、リスクオフの巻き戻しの流れの中で、米長期金利が上昇したため、米株が失速、BTCも上値が重くなったが、円安が進んだこともあり円建てでのBTC価格は底堅く推移した。
朝方、米SECがBNB(Binance Coin)について証券の該当性を調査すると報道されBNB価格が急落したが、その逃避フローが入ったせいか、BTCは再び3万1000ドル台後半に値を上げている。
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