マウントゴックス社、のBTC、BCHなど約430億円を売却
こんにちは、菅原文太です。
3/7(水)、マウントゴックスから以下の通り発表がありました。
同社の管財人が、ここ数カ月のあいだに約429億円のビットコイン、ビットコインキャッシュを売却したそうです。
BTC 及び BCC の売却
当職は、第 9 回債権者集会から今回の債権者集会までの間に、裁判所の許可を得て、
破産財団に属する BTC 及びビットコインキャッシュ(以下「BCC」という。)の一部を 売却した。
売却数量及び破産管財人口座への入金額は以下のとおりである。
仮想通貨の種類 売却数量 破産管財人口座への入金額 BTC 35,841.00701BTC 382億3138万9537円 BCC 34,008.00701BCC 47億5665万4806円 合計入金額 429億8804万4343円
引用元:第10回債権者集会配布資料
海外コミュニティでも話題に
今回のマウントゴックスの件は海外でも話題になりました。
海外コミュニティでは、有志がマウントゴックスのビットコインアドレスから売却日を特定したチャートを作成したユーザーがいました。
このチャートを見ると面白いのですが、昨年からビットコイン暴落日(日本時間:12/19、1/18、2/6)に売られていた事が分かり、「ひょっとしてここ数カ月の下落はマウントゴックスが起こしたものでは」などという声がありました。
出所:reddit
残りのビットコインは?
先ほどのマウントゴックスのPDF資料を見ますと、今回売却した分を抜いて16万BTC(1800億円相当)が残っているとの事です。
もし、この金額が市場に放出された場合、取引量の多いビットフライヤーでも一日の買い板すべてが25億円(3/8(木)執筆時点)ですから、相場崩壊してしまいますね。10分の1でも180憶ですから当然耐えられません。
というわけで、今後数十回に分けて売却されていくものと推察されますが、暴落のたびに「またマウントゴックスか!」と、この話題が沸いてきそうです。
今後の BTC 及び BCC の売却に関しては、裁判所と協議して決定したいと考えている。
3 BTC 管理状況
平成 30 年 3 月 5 日時点において破産財団で管理する BTC は、166,344.35827254BTC
である。当職は、現在も引き続き破産者が保有する BTC の有無を調査しており、かか
る BTC が発見され次第、当職が管理するアドレスに移動させて管理する予定である。
顧客への返還について
マウントゴックス事件から4年が経過していますが、顧客への返還はまだ行われておりません。一部ではハッキング当時のレートで返されると噂されていますが、実際にビットコインは平均120万円以上で売却できているので、物議を醸すか、当時のユーザーから不満が噴出しそうです。
しかしながら、いよいよ今年この問題の決着が着く見通しが立ってきました。
コインチェックの件も含め、一刻も早く解決されると良いですね。
それでは。
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※本記事の意見や予測は、筆者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨を行うものではありません。
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