ポイント

・1万7000ドル前半に下落
・米景気指標悪化でリスクオフ
・市場の関心は景気減速にシフト
・本日も景気減速を連想させる材料続く

昨日のBTC相場

昨日のBTC相場は小幅反落。1万7000ドル(約230万円)台後半から前半に値を下げたが、同時にドル高円安も進んだため、円建て価格は小動きに止まった。

Binanceからの資金流出が一服した安心感もあり、BTCは昨日未明にかけて1万8000ドル台に値を伸ばした。

しかし、一目均衡表の雲の上限に上値を押さえられると、注目のFOMCでの利上げ幅は事前予想通り50bpだったが、ドットチャートなどタカ派な内容だったことを嫌気し反落、1万7000ドル台後半での取引が続いた。

海外時間に入ると、英中銀が50bp利上げ、続いてECBも50bp利上げとFRBに続き利上げ幅を縮小させたが、欧州株が下落、BTCも値を下げ始めた。

さらに米小売売上高、NY連銀景況感指数ともに大きく予想を下回ると米株先物が下落、BTCも1万7000ドル前半に値を下げた。

米株が大きく下げてオープンするとBTCも下押しされたが、一目均衡表の雲の下限付近で下げ渋り、また世界的な景気減速懸念が高まる中、ドル買い円安が進み、円建てのBTC価格の下落は限定的に止まった。


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