3月上旬、ビットコインは再び15万円を付けてましたが、急落しました。
10万円を一時割り込みましたが、現在は115000円~120000円近辺で推移をしております。
理由は、世界のビットコインを2分割してしまう事態、可能性が出てきたことです。
現在、マイニングを行い、ビットコインを生成している中国の大手企業がビットコイン・アンリミテッドを支持したことにより、急落しました。
もし、本当にビットコインが2種類に分かれた場合は、ビットコイン・コア(従来のコイン)とビットコイン・アンリミテッド(リニューアルされたコイン)という2つの種類が存在するようになるそうです。
なぜこのような2種類に分けなければならないかというと、昨今の取引量の増加によって、従来のビットコイン・コアではいわゆる、一定の時間内に世界中の送金回数のキャパシティがオーバーしそうだという理由から、ビットコインをバージョンアップして処理能力が高いビットコインに改造してしまおう、っといった動きがありました。
(トランザクションの上限値に近づいてきてしまったと表現されてます。)
このまま取引高増えてしまうと、送金時間がより長くかかってしまったり、送金に失敗してしまうケースが起こり得るのです。
これだけを考えますと、ビットコイン・アンリミテッドの誕生が良いようにみえます。
しかし、問題は今まで何年も続いてきたブロックチェーンから、新たな分岐をしたビットコインのチェーンができることにより(ブロックチェーンができることにより)、そのブロックチェーンがより強い力を持った場合、そのチェーンが正当化されてしまいます。
その場合、従来のコインの消滅や資産の略奪の可能性が増加してしまうといった懸念があります。さらに、ビットコイン・アンリミテッドの場合は管理する機関が誕生してしまうため、ビットコインの中央集権化が起こり、従来のシステムから逸脱する危険が伴います。
取引所を運営する上でも、2種類に分岐されてしまうと、世界中の取引所間でも価格の差異が非常に大きく起こり、カバーしきれなくなる可能性も高いです。
こういった意味もあり、世界中の取引所が反対意見、声明を発表し始めました。
まだ問題は大きく起こる可能性がありますが、ここ数日はおとなしい値動きを見せ始めております。
チャートをご覧いただければお分かりになると思うのですが、価格が下落をしておりましたが、取引ボリュームが減ってきております。
おそらく、投げが大半出た証拠でしょう。
少しずつ、値が回復していくのではないでしょうか。