ポイント

・2万3000ドル台から急落、2万2000ドルでサポートされる
・シルバーゲート株暴落、決済サービス停止
・バイナンスを巡る報道も増える
・明日明後日のパウエル議長証言、金曜日の雇用統計を控え、本日は様子見か

週末のBTC相場

週末のBTC相場は下落。金曜日に2万3000ドル(約315万円)を割り込むと、2万2000ドル(約300万円)付近でサポートされ、その後は2万2000ドル台での取引が続いている。

仮想通貨(暗号資産)業界にドル決済を提供していたシルバーゲートがゴーイングコンサーン(事業継続の前提)を精査する為にSECへの決済提出を延期したとの報を受け、木曜日の米株市場で同社株が6割近く下落。

また、米上院民主党のエリザベス・ウォーレン議員らがバイナンスへの質問状を公開。その余波もあってか一部の交換所でBinanceUSD(BUSD)が1ドル割れとなる中、BTCは2万3000ドルを割り込むと、2万2000ドル近くまで急落した。

しかしBTCはこの水準で何とかサポートされると、BUSDの発行残高は減少を続けるものの価格自体はほぼ1ドルを維持したことや、今週のイベントを控え米債金利が低下。米株が反発、またコインベースによる仮想通貨関連ヘッジファンド、ワンリバーの買収を好感しBTCの急落にもかかわらず同社株が上昇、BTCは底堅く推移した。

しかし、Binance USによるVoyager資産買収に反対する理由としてSECの弁護士が同社は証券法に違反しているとコメント、BTCは軟調に推移したが、2万2000ドル手前でサポートされた。

その後、Moody’sがシルバーゲートを格下げ、同社は暗号資産業界に24時間365日ドル決済を提供しているSilvergate Exchange Networkの停止を発表すると、BTCは日曜日未明にかけ再び2万2000ドルをトライした。しかし、この水準で三度サポートされると、アルトコインの反発もあり、2万2000ドル台半ばに反発している。


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