ポイント
・6万7000ドル台→6万2000ドル台→6万7000ドル台と下に行って来い
・三角持ち合い上抜け、CME先物は窓を開けてオープン
・ETFフローは5日連続マイナスだがジェネシス破綻処理による一過性との見方も
・3四半期末のオプション期日・CME先物期日集中日だが先物は木曜日に繰上げ
昨日のBTC市場
週末のBTC相場は、下に行って来いの展開。金曜日から土曜日にかけて6万7000ドル(約1015万円)台から6万2000ドル(約940万円)台に値を下げるとも、今朝方6万7000ドル台に回復している。
BTCは水曜日6万ドル台で切り返すとハト派なFOMCを受け6万8000ドル台に反発。その後、ドル売りの巻き戻しもあり失速するも、半値押しとなる6万4500ドルでサポートされ、6万6000ドル台に回復した。しかし木曜日のETFフローがトータルで▲94百万ドルと4日連続の流出となったことを嫌気し値を下げ始め、サポートだった64,500ドルを割り込むと下げ足を速めた。パウエル議長の講演を前に、警戒感で米金利が強含んだことも影響したか。またゲンスラーSEC委員長が講演で(暗号資産が証券であることを前提に)業者は必要な登録手続きを回避していると相変わらずの業界批判を続けた。
しかしパウエル議長が講演で金融政策に言及しなかったこともあり、水曜日の安値を前に6万2000ドル台で切り返した。ボスティック・アトランタ連銀総裁が、年1回利下げとタカ派な発言に値を下げる場面もあったが、じりじりと値を上げていった。また金曜日のGBTCフローが170百万ドルに減少していたことも好感されBTCは反発した。
その後、IBITの流入は19百万ドルと過去最低を記録、全体でも▲52百万ドルと5日連続の流出となったが、流出幅が減少していることが好感されたのか、日曜日にかけて6万6000ドル手前まで値を伸ばしていった。
三角持ち合いの上限で上値を押さえられたが、今朝方このレンジを上抜けると、CME先物が窓を開けてオープン、一時67,000ドル台後半まで値を伸ばした。
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