ポイント
- 2万ドルから10.2万ドルに反発
- 無難な雇用統計を受け12月利下げ織り込みは8割台へ
- 「雇用統計で10万ドル、CPIで4万ドルトライ」というシナリオ通りの展開
- FRB議長に続き財務省もBTCをデジタルゴールドと認める
週末のBTC市場
週末のBTC相場は反発。金曜日の未明に10万4000ドル(約1600万円)近辺で上値を重くすると、朝方にかけて9万2000ドル(約1420万円)台に急落。しかし土曜日には10万2000ドル(約1540万円)台に反発すると、その後は10万ドル(約1500万円)を挟んでのもみ合い推移を続けた。
BTCは先週木曜日に10万ドルを突破、104,000ドル台に上値を伸ばした。後に同社間のウォレット移動と判明したがMt.GOXが24万BTCを移動させたことを嫌気し一101,000ドル台に値を下げ、木曜日から金曜日未明にかけて再び104,000ドルに値を伸ばすも失速、101,000ドル台半ばをネックラインとするダブルトップが完成。利食い売りやロングポジションの清算を巻き込んで92,000ドル台に急落した。
しかし、すぐさま98,000ドル台に切り返すと、前日のBTC ETFフローが767百万ドルと好調で、ETH ETFに至っては429百万ドルと過去最高を記録、BTCは98,000ドル近辺で底堅く推移した。
海外時間に入ると、非農業部門雇用者数が22.7万人とほぼ予想(22万人)通りとなり、失業率は4.2%と予想(4.1%)を上回ったが平均時給は前月比0.4%と予想(0.3%)を上回るなど比較的無難な内容で、これなら12月利下げを否定する程ではないとの見方から市場の織り込みが8割を超える中、BTCは10万ドル手前に強含んだ。
記録的なETFフローを受けてETHが4000ドルを突破すると、少し遅れてBTCも10万ドルを突破、102,000ドルにワンタッチした。
しかし、前述のダブルトップのネックラインに上値を押さえられると、その後は10万ドルを挟んでのもみ合い推移が続いた。
日曜日にシリアで反政府派が首都を制圧、アサド大統領は国外逃亡、これに乗じてイスラエル軍がシリア領内に進軍すると、98,000ドル台に一時弱含んだ。
しかしCME先物が窓を開けてオープンすると、すぐさま窓を埋めて10万ドルに値を戻したが、再び101,000ドル台のネックラインに跳ね返された。
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