このコラムをご覧になっている方の中には「自分には、ビットコインは関係なさそうだ。」
そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、日本でビットコイン決済を導入している店舗は、実店舗とオンライン店舗と合わせて、2016年末時点で4,000店舗以上あります。
前回お伝えしたように、大手ビックカメラも参入し、今後、あなたにとって、より身近なお店で使えるようになっていくかもしれません。
食事ができる
私の例ですが、食事のお会計で使ったことがあります。
昨年の秋、お肉が大好きな私の耳に、焼肉店でビットコイン決済対応のお店があるという情報が入りました。
東京は人形町にある「にくがとう」というお店です。
焼肉にくがとう↑
仲間内でワイワイと食べに行ったのをきっかけに、美味しくて何度も通っています。
大人数での割り勘では、各自が支払分を幹事にビットコインで送り、幹事がまとめて会計を済ませました。
初回は、戸惑うかもれません。
「ビットコインを送りましたが、届きました?」「届いたけど誰からかわからないな。」
「アドレス見せてください。」「それ、私です。」
「あれ。ひとり分足りないみたい。」「すみません。送り方わかりません。現金でもいいですか?」
などと、会話したのを覚えています。
(余談ですが、あの頃 1BTCは74,000円程度でした。)
お釣りがなくてもスパッとキレイに割り勘ができるビットコインは、繁盛店の忙しい店員さんに細かな両替をお願いすることを不要にするスマートさがあります。
それに、大人数で現金で割り勘をすると、酔っ払った誰かがちょろまかすのか、それとも「こびと」の仕業か、
結果的に幹事が不足分を負担する「幹事の悲劇」が、しばしば起こりますね。
ビットコインによる割り勘では、送受金履歴の全ては、データで記録され管理されます。
不足は発生せず「幹事の悲劇」は起こりません。幹事の味方、ビットコイン!
送金手数料が安い
さて、ビットコインの送金は、隣にいる人だけでなく海外にいる人とも行えることはご存知ですか。
送金には若干の手数料がかかりますが、0.0005BTC程度です。
これは1BTC=128,000円なら64円です。
海外送金だからと手数料を上乗せされることはありませんし、送る相手との距離に関わらず一定です。
私は、仕事で海外送金をする機会が頻繁にありました。
大手都市銀行では手数料として、都度、数千円は会社負担となっていましたし、相手方へ着金するまで数営業日かかりました。
ビットコインを知ったとき、お金も時間も掛からなくなるずいぶん快適な送金システムが登場したと感じました。
ビットコインは数分から遅くても数時間後には相手に届ける(または受けとる)ことが可能です。
もっと知ろうよ!ビットコイン
買い物や食事を始めとする決済での利用により、あなたの日常を、そして海外旅行を、便利にする可能性を秘めたビットコイン。
このビットコインは、仮想通貨と呼ばれていますが、これはどういうものでしょうか。
次回は、仮想通貨についてご説明します。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました♪